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先輩からの応援メッセージ4

卒業生が中国語検定(HSK)の最上級レベルに合格されました!

 先日、本学科卒業生の赤池夕佳さんより、中国政府公認の中国語検定試験HSKの最上級クラス6級を受験し、合格されたとの嬉しい報告がありました。赤池さんは中国・天津市の南開大学への留学経験を持ち中国語副専攻課程も修了されたのち、ホテルにお勤めです。就職後もコツコツと勉強を続け、ついに6級にたどり着かれました!けれどもぎりぎりの合格だったので、さらに高得点がとれるようまだまだ勉強を続けられるとのことです。以下に赤池さんから在学生の皆さんに向けたメッセージをご紹介します。

 私は現在ホテルのフロントスタッフとして働いて2年目になります。新型コロナウイルスにより1年目に比べてかなりお客さまは減少しています。このような状況ではありますが、お越しいただいたお客さまにとってよいご滞在になるよう日々仕事に取り組んでいます。

 私が中国語を学び始めた動機は、好きな韓国の芸能人が中国語圏で活動していたからです。また、大学の位置する太宰府は多くの外国人観光客が訪れるスポットです。私が入学した年は「爆買い」という言葉がニュースでよく流れていました。実際に太宰府の町で多くの中国、台湾の観光客を目の当たりして中国語を学ぶことはこの先役に立つことでもあると思い学び始めました。

 アジア文化学科では、中国語副専攻課程があり中国語の科目が充実しています。初級の中国語を学ぶ上で重要な発音を丁寧に学ぶところから始まります。日本語にはない音、似ているようで違う漢字に慣れていけます。そこから中級・上級に加えて、作文や通訳、中国語検定受験に特化した授業もあります。

 中国語の授業は、ただ語学を学ぶのではなく、中国の文化や習慣、社会的なことも学ぶことができます。中級の授業では実際に中国の歌を歌ったりしました。このときに歌った歌は中国人の友達と遊ぶときの話のネタにもなりました。日々の授業で行われる小テストは大変ではありますが、小テストのおかげでコツコツと実力が身についていていたのだと今では思います。単語の小テストや先生の話した中国語を書き取るという勉強方法はレベルが上がっても効果的な勉強方法だと思います。

 また、海外留学の協定校が充実しているところは筑女の魅力の一つであると思います。私自身、3年次に中国・天津にある南開大学へ1年派遣留学しました。それまではただ何となく学んでいた中国語でしたが、留学を通して学んだ中国語を活かして人の役にたちたいと思うようになりました。海外に行ったときに日本語でやりとりができると、安心感とともに嬉しいと感じることはありませんか?私も中国語を通じて日本にお越しいただいたお客さまの役に立ちたくて現在の仕事を選びました。私が中国語を話して喜んでいただけたり、ありがとうと言われたりしたときに「中国語勉強していてよかった」と感じます。

 私が社会人になった今も中国語の勉強を続けるのは、仕事で中国語を使う機会があるというのが一つの理由です。もう一つは、いつかもう一度中国へ留学もしくは仕事で滞在してみたいという思いがあるため今も中国語の勉強を続けています。社会人になると大学ほど定期的に決まった時間で勉強することができない上に、自分の意思で勉強を継続しなければいけないためモチベーションを保てなくなることが大変に感じることもあります。ですが、新しい言葉を知って、聞き取れたり話せたりすると楽しいので今も学び続けられるのだと思います。外国語を学ぶことにゴールはないとよくいいます。私自身も今後の目標としてHSK6級で8割、中検準一級とれるくらいの実力をつけていきたいのでがんばって勉強を続けていきます。

 長くなりましたが、この話が少しでも在校生や高校生の力になれると幸いです。みなさんのご健闘を心よりお祈りしています。

中国語検定試験:HSK6級についての解説:

 HSKとは、中国政府公認の資格で、HSKの成績報告は、中国国内だけでなく、日本国内、そして世界中で公的証明として活用することができます。レベルは初級クラスの1級から最上位の6級にわかれており、6級に合格するには、非常に高い中国語能力が必要になります。試験では、幅広いテーマが出題され、必要な語彙数は5000語以上になります。6級の合格者は、中国語でビジネスができると見なされます。詳しくは以下のバナーをクリックして下さい。

 また、アジア文化学科では、自己推薦型選抜において、HSKではありませんが、「中国語検定(中検)」準4級以上(HSKの2級に相当)の場合、加点対象となります。受験生の皆さんも様々な検定試験にチャレンジしてみて下さい!