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インテンシブ研修を実施しました

3月8日(金)に、1年生を対象とした「インテンシブ研修」を実施しました。毎年、大学生活の最初の年が終わるこの時期に行っていますが、今年は先輩在学生によるアイスブレイキング・アクティビティ、先輩との交流、ハワイとカンボジアの研修の報告などをメインに行いました。

まず先輩の在学生3人が、英語を使ったアクティビティをしてくれました。言葉を使って人とつながることの楽しさが実感できました。すべて英語で指示をした先輩の英語力もさすがでした。

次は「先輩と話そう!」です。エアライン・ツーリズム、日本語教育、海外研修・留学、キャリア、教職・教職大学院の5つのテーマに分かれて先輩在学生や卒業生がテーブルにつき、1年生が先輩を囲んで経験談を聞いたり、質問をしたりしました。

先輩も一緒に楽しく昼食をとったあと、午後の最初のプログラムは、山田直子先生によるカンボジアについてのレクチャーです。これから英語学科主催の「ハワイ大学語学研修」と「カンボジア研修―女性と平和」に参加した学生によるプレゼンテーションがあります。プレゼンテーションをよく理解できるように、研修の企画・引率者の一人である山田先生に、カンボジアの歴史、文化、そして研修のテーマである「女性」と「平和」の現状について概要を教えてもらいました。

ハワイ大学語学研修の参加者は3グループにわかれ、それぞれ「ハワイやアメリカについて何を学んだか」「日本を離れ、日本について何を学んだか」「何を感じたか」について、英語で語りました。研修中の写真もたくさん見せてくれました。

「カンボジア研修―女性と平和」の参加者は2つのグループに分かれて発表しました。「女性」のテーマでは、厳しい状況に置かれた女性を支援し、経済的に自立するためのスキルを身につけさせる団体を訪問して学んだこと、考えたことなどをプレゼンテーションしました。「平和」のテーマでは、カンボジア内戦について説明し、トゥールスレン虐殺博物館やキリングフィールド(虐殺が行われた場所)などの訪問について語りました。祖父母の戦争体験や世界の現状と関連付けた話もあり、1年生にとって平和を自分のこととして考えるきっかけになったことと思います。

プレゼンテーション後には、カンボジアの女性たちが作ったさまざまなグッズがロビーに並びました。研修参加者の上手な説明で次々と売れていました。この売上げは、カンボジアに送られ女性支援のために使われるとともに、次年度の研修でさらにグッズを購入する資金にもなります。

終日の充実したプログラムで、1年生からは「自分からチャンスをつかみに行くことを学んだ」「留学について情報を集めたり、国際交流センターに行ってみようと思った」などの感想が聞かれ、次年度に向けて新たな目標や意欲が生まれたようでした。

 

*昨年度のインテンシブ研修の様子もご覧ください。