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【社会連携】公開講座を実施しました

7月8日(土)、本学の飛翔会館3階スクヮ―ヴァティーホールにて、アジア文化学科主催の公開講座「アジアの伝統音楽と舞踊」が開かれました。内容は第一部のアジアの民族音楽について学ぶ講座と、第二部のガムランを奏でるワークショップを組み合わせたアジア文化体験講座です。
 第一部では、田村史子先生(筑紫女学園大学元教授/東洋音楽学会会員)の「東南アジアの音楽と舞踊」のお話と、山本百合子先生(福岡教育大学教授)の「日本の音楽舞踊にみる東南アジアとの繋がり」のお話がありました。第二部のワークショップは、田村史子先生とサプトノ先生(ソロ宮廷楽団長)の指導を受け、ガムラングループPratiwiと筑紫女学園大学ガムラン部の協力を得て、参加者全員がガムラン演奏を体験しました。
 大雨の谷間というあいにくの天気でしたが、高校生から年配の方まで、年齢や性別を問わず30名以上の多くの方が参加されました。講演では貴重な映像を見ながら民族音楽についての専門的なお話がうかがえ、ワークショップも大盛況でした。
 アジア文化学科では、講演会とガムランワークショップを組み合わせた公開講座を毎年二回開催しています。秋期の講座もぜひご参加ください。(アジア文化学科教員 小林)

「参加学生のレポート」
 本学の行事で素敵な音色を響かせてくれていたガムランという楽器について、発祥から作り方まで詳しく学び、とても興味深い時間を過ごすことができました。田村先生の講義では、「音楽は聴いている人たちも一緒に奏でているのだ」というお話が印象に残っています。音が響いている範囲が結界となり聴いている人が幸せな気持ちになる楽器、そんなガムランは一つ一つ職人さんの手によって丁寧に作られているということも学ぶことができました。山本先生の講義では、様々な日本の舞踊について先生の体験談も踏まえながらお話くださいました。このような舞が古くから受け継がれ、神聖なものとして今世でも続いているということに改めて感銘を受けました。最後に大きさや音色が異なるガムランの演奏を体験しました。先生やガムラン部の方々に教わりみんなで演奏ができたときは会場が明るい空気になり、とても幸せな気持ちになりました。
 今回この講座を通して、アジア文化について深く学ぶことができたと共に、その場所一帯を幸せな気持ちにさせてくれる音楽は世界共通でとても素敵なものだと改めて感じました。
[レポート]発達臨床心理コース 3年 坂本あずみ/[撮影]幼児保育コース 3年 大池 優花

田村史子先生講演
山本百合子先生講演
ワークショップ1
ワークショップ2