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令和2(2020)年度後期授業について(続報)

学生ならびに保護者各位
関係各位

筑紫女学園大学
学長 中川正法

令和2(2020)年度後期授業について(続報)


 新型コロナウイルス感染症の拡大が心配される中、一部の対面授業を除き本学では初めて遠隔により実施した今年度前期授業は、学生の皆さんならびに保護者の方々のご理解とご協力により無事終了することができました。遠隔授業を受講するうえで、皆さんにはいろいろな困難や戸惑いがあったことでしょうし、学友と授業の理解度を確認する場を持つことさえ難しい中、不安を感じることも多かったことでしょう。しかし、成績評価の集計結果としては例年に劣ることなく好成績であったとの報告を受けており、本学学生の皆さんが、困難な状況の中で、真摯に学業に向き合われた成果の現れだと受けとめています。今後も、皆さんにご協力いただいた授業評価アンケートの結果や意見箱に寄せられたご意見などを参考にしながら、より良い授業の実施に向けて教職員協力のもと取り組んで参ります。

 さて、本学では、令和2(2020)年8月27日開催の第14回大学危機対策本部会議において「新型コロナウイルス感染拡大防止のための行動指針」を定めました。この方針に基づき、9月21日(月)より開講を予定しております後期授業に関しまして、新型コロナウイルス感染症拡大防止策をより徹底したうえで、授業の規模および授業の特性を考慮し、可能な限り「対面授業」を実施することといたします。(後期授業の実施形態の詳細については、「筑女ネット」に掲載)

 特に、大学での学修習慣を身につけながら学友との交流の場を持っていただきたい1年生、卒業研究・論文の作成へ向け追い込みとなる4年生や大学院生の授業では、できるだけ学友や教員との対面の場を確保したいと考えております。

 ただし、基礎疾患等をお持ちの方や各種実習を控えた方等への配慮を十分に検討した上で、後期授業に向け準備を進めて参ります。

  一方で、遠隔で授業を受講するには、十分なインターネット環境と機器の整備が必要です。後期授業では、授業の質を確保するため、より高度な課題設定や情報量の増加が予想されます。そのため、前期とは異なりスマートフォンのみで遠隔授業を受講するには難しい状況となります。インターネット環境が不十分であったり、パソコンやタブレット端末が準備できない場合は、大学内の環境を利用することもできます。また、経済的な事情等により環境を整えることが難しい場合は、大学(教務班)へ貸し出しの手続きをしてください。(手続き方法など詳細については、「筑女ネット」に掲載)

 対面授業と遠隔授業の混在する中で、学修スケジュールを管理することに難しさがあることも予想されます。大学生として「自分の時間の使い方」をしっかりと考えて頂くと共に、体調管理にも十分ご留意ください。教職員一同、学内で皆さんの笑顔を見ることができることを楽しみにしております。

 なお、今後の状況によっては、急遽方針を変更することもあります。その際は、本学ホームページ等にてお知らせ致します。

以上