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公開講座「日本語ライティング講座~伝わる書き方~」②を開催しました【生涯学習センター】

 9月23日(土)、筑紫女学園大学6201教室で「日本語ライティング講座~伝わる書き方~」の2回目を開催しました。本日の講師は、筑紫女学園大学文学部日本語・日本文学科の髙山百合子先生です。

 授業の流れは主に「前回の復習」→「主題文を充実させる」→「文章をチェックする」でした。具体的にどのような授業だったか説明していきます。
 「前回の復習」では、2つのことをしました。1つ目は「起承転結」という文章の型の確認です。起は「話題の提示」、承は「話題の中身の説明」、転は「視点を変えての説明」、結は「結論」ということを復習しました。2つ目はブレインストーミングの復習です。ブレインストーミングというのは、頭に浮かんだできるだけ多くのことばから、書きたい内容を作っていく発想法の一つです。そうやって主題文をまとめていくのです。
 次の「主題文を充実させる」というのは、朝日新聞の「天声人語」や、作家のエッセイを起承転結に分けた後、冒頭(起)に結論を持ってくるという主題文を考えました。それには工夫が必要であり、受講生の皆さんが自分の考えた主題文を発表し合う様子が見られました。
 最後の「文章をチェックする」というのは、前回の課題で書いてきた400字の文章を、受講生の皆さんが自らチェックをするという流れでした。「良い文章のイメージを持つことが大切で、読書量がものをいう」という先生の言葉が印象に残りました。
 他にも、筑紫女学園大学の推薦合格者に対し先生が提示されている文章表現の心得や、明快な構成のしかたについても学びました。その中で印象に残ったのは「、(読点)」の打ち方です。「自分の息の切れ目で打つ」こと。つまり、自分の息つぎをするところで読点を打ちます。話すのが早い人は読点を少なく、遅い人は多めに打つ傾向があるということも話されていました。

 文章を書くことは誰でも一生関わっていくことだと思います。参加された方々にとっても役に立つ授業だったことでしょう。私はレポートを書くとき、「読みやすさ」や「見やすさ」を注意しています。そういうところも改めて教えていただいて、とても参考になる授業でした。
 次回、次々回は中川茂先生がご担当予定です(9月30日、10月7日)。

報告:人間科学部人間科学科発達臨床心理コース3年 磯部礼奈(公開講座サポーター)

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