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公開講座「体験しよう!教育・保育の実際」②を開催しました【生涯学習センター】

 8月26日(土)筑紫女学園大学8104教室にて、「子どもの心をはぐくむ~幼児期には?小学校では?」を開催いたしました。講師は、人間科学部准教授の薄千里先生です。
激しい雨でお足元の悪い中、保育所や幼稚園にお勤めの方を中心とした32名にお越しいただきました。
 前半は、現代の各家庭の教育力の重要性や、子どもたちを取り巻く環境の変化を理解したうえで、保育者として子どもとどう関わるべきなのかということや、保育所・幼稚園が担う役割を改めて確認し、乳幼児期にしかできない経験を通して子どもたちの健やかな成長を長い目で見守り、適切な支援をしていくことの重要性をお話ししてくださいました。

 後半は、小学校道徳教育の体験授業を行いました。参加者全員で主人公のカニのお面をつけ、「わきだした みず」という物語の登場人物の気持ちを場面ごとに考え、それぞれの考えを発表するという参加型の授業でした。近年、小学校での道徳教育が教科の一つとして導入されましたが、子どもたちの目には見えない心の教育はないがしろにされがちでした。しかし、目には見えない難しい一面だからこそ、教師は子どもたち一人ひとりの特性に気付き、伸ばしてあげる機会を見出すこと、そして子ども同士もお互いの良さに気付くという繰り返しが、子どもたちの道徳心を少しずつ養うことへとつながるのだとお話しされていました。

 長年小学校・幼稚園という現場でお勤めされてきた先生から発せられる言葉の一つ一つが、私だけでなく参加者の方の心にも深く響いたのではないでしょうか。子どもの心をはぐくむことの難しさを痛感すると同時に、その重要性も強く感じた2時間となりました。

報告/人間科学部人間形成専攻幼児保育コース4年 川野梨佳(公開講座サポーター)

 

 

♪併設された託児室では、ふたりのお友達が講義中の2時間、楽しく遊びました♪

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