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文芸創作集『1309』が完成しました【日本語・日本文学科】

前期の授業「文芸創作I」で製作した「餅は梅ヶ枝 めぐろう参道」(太宰府参道梅ヶ枝餅紹介パンフレット)に続き、後期の小説作品集が完成しました。

新刊紹介 文芸創作集『1309』「雪」 日本語・日本文学科4年 八人集

家永 梨夏子「雪が溶けたら」
浦川内 菜月「青い舌のからす」
河村 皆美「雪隠し」
藤野 りわ「雪の薬」
古田 怜巳「一機の獣、氷解ヲ待ツ」
安波 栞「雪の旅」
矢野 美里「雪が見える」
築波 史保「吹雪が去ったその先へ」

近々、重版増刷予定!
お問い合わせは、日本語・日本文学科まで!!

あとがき より

筑紫女学園大学の「文芸創作II」では実際に4000字程度の作品を作りました。小説のテーマである「雪」という点を踏まえどのようなものがたりにするのかを話し合い、プロットを作り起承転結を考えながらひとつの作品を作り上げていきました。そして完成した作品は実際に「第27回ゆきのまち幻想文学賞」へ投稿しました。

こういう話が読みたい、書きたいなどと考えることは簡単ですが、それを実際に最後まで書き上げることは難しいことが改めて分かりました。数回に分けて途中結果の発表をしたのですが、どのように起承転結を展開するのか、相手にどのような文章を書けば伝わるのかなど自分だけでは分からない点が沢山ありました。それを実際に話し合って批評することにより、ひとつの作品を磨き上げることが出来ました。

冊子のタイトルである『1309』とはただの番号ではありません。無機質な数字ですが、文学論について語り合った教室番号であり、みなの作品が生まれた場所です。その思いを込め、この冊子のタイトルにしました。

「雪」と聞くと人によって色んなイメージを抱くことが出来ます。それぞれの感情、感覚を作品に込めました。読んでくださった方々の心に届けば嬉しいです。

家永 梨夏子