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大学院開設記念公開講座「人間の理解と支援」の第3回目を開催

6月2日(土)午後2時より、太宰府市いきいき情報センターで大学院開設記念公開講座の第3回「リラクセーションのすすめ~こころと体はつながっている?~」を開催しました。講師は発達臨床心理学科の森田理香講師です。
 来月を出産に控えながらも、とてもわかりやすい説明と動作でご講義いただき、素敵な笑顔も印象的でした。
 
 講義では、言葉に頼りすぎず、体を使い、心の緊張をゆるめる方法を教えていただきました。
人は不安や恐怖に陥ると、体を硬くする・歯を食いしばるなど、心の動きにより体が緊張します。その体の緊張は「準備緊張」「恒常緊張」「場面緊張」「イメージ緊張」と4種類に分けられるそうです。
 では、この緊張はどのようにすればやわらげられるか? 講義は『動作法 ―自律訓練法として、自身の不用な力や過度の力を低下させ、筋肉をゆるめる方法―』におけるリラクセーションの実技へ進んでいきます。リラクセーションは、自分で作り出した過剰な緊張に対し、いかに体をゆるめ、リラックスして行なうかということが大事とのこと。
 体力はそれなりに減少していきます。「老化」という言葉は好きではありませんが、心と体がバランスよく、自分でコントロールしていくことにより、毎日をより健康で楽しく生活できるのだと感じ、そのヒントの1つが「リラクセーションのすすめ」なのだと思いました。
 受講者の方もこの「こころと体の関係」について最後まで熱心に聞いておられ、質問も多数出ておりました。長時間、立ちながらのお話をありがとうございました。
(報告:科目等履修生 三倉春美)