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公開講座「音楽と自然によるともいき」を開催しました【生涯学習センター】

 6月19日(日)、筑紫女学園大学飛翔会館3階スクヮーヴァティーホールにて、体験講座「音楽と自然によるともいき ~ガムラン・ワークショップと“筑女の森”自然観察~」が開催されました。講師は本学文学部教授でガムラン部の指導者でもある田村史子先生と、インドネシア、ジャワ、スロカルト王家ガムラン楽長であるサプトノ先生です。

 前半は、田村先生とガムラン部の学生、ガムラン演奏グループ “pratiwi(プラティウィ)”のメンバーによるデモンストレーションがありました。初めてガムランの演奏を耳にした受講者も多く、その神秘的な音色に聞きほれていました。
 その後実際に演奏体験に入りました。サロン・ドゥモン、ゴング、クンポルなど様々な楽器の中からそれぞれ興味のあるものを選んで、ガムラン部の学生やpratiwiメンバーのサポートを受けながら「久しぶりに会えて嬉しいです」という意味の「ジャムジャム」という曲を練習しました。

 後半は楽器をかえて「ランチャン マニャルヤウ」という曲を練習しました。この曲は「千の鳥」という意味で、結婚式などのおめでたい場面で演奏するものだそうです。
 なかなかメロディが覚えられなかったり、叩くタイミングがつかめなかったりと苦戦する方もいましたが、先生方の丁寧な指導を受けながら真剣に演奏していらっしゃる姿が印象的でした。

 ガムランは西洋音楽とは異なり、「楽譜を見ながら楽譜通りに演奏する」というのではなく、基本的に曲は耳で聴いて覚えます。それは、いつも同じように演奏するのでなく、自由にアレンジを加えてもよいという意味でもあります。例えば、テンポを速くしたり遅くしたりして緩急をつけるというアレンジがあります。実際に今回も、サプトノ先生が演奏する、テンポを司る太鼓・クンダンのテンポに合わせて、このアレンジを加えて演奏しました。自分の演奏だけに集中するのではなく、周りの楽器やクンダンの音も聞きながら演奏しなければならない点に、ガムランの奥深さを感じました。

報告/文学部日本語・日本文学科3年 喜多彩圭(公開講座サポーター)

 

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