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「女性・ジェンダー論」特別授業を行いました

日高邦博「主婦と主夫、かなでかけば同じ『しゅふ』」
(飛翔会館4F スクヮーヴァティーホール)

「女性・ジェンダー論」(喜多村百合・赤枝加奈子・武藤桐子オムニバス、360名受講)の特別授業を、「専業主夫」日高邦博さんを講師としてお招きし行いました。

日高さんは、一般的な「夫が主たる家計支持者」とは逆の「専業『主夫』」で、奥さんがA-1競艇レーサーの日高逸子さんです。きっかけは、レーサーである逸子さんを愛し、そのキャリアを持続させるために日高さんが「主夫」となる決断をしたことにあります。

毎月ほとんどレースで不在がちの逸子さんに変わり、子育ては日高さんが奮闘しました。公民館の「子育て講座」に通った時、25人の参加者の中にもう一人男性を見つけ「仲間」がいると喜んだのも束の間、公民館長だったという笑い話。またその時の「ママ友」がよき相談相手となり、その後徐々に増えてきた「イクメン友だち」より良き友となっていること、など「ジェンダー(社会的性差)」を超えた面白いお話と笑いがつきない授業となりました。

奥さんの逸子さんは、54才という年齢にもかかわらず、A-1(最上ランク)唯一の女性レーサーを続けています。学生にとって、キャリア形成と「固定的性別役割分担」を再度見直すよい機会になったと思います。
次回もし叶えば、逸子さんにも登壇をお願いし、お話を伺いたく思いました。