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公開講座「感覚を考える」を開催しました【生涯学習センター】

 2月20日(土)筑紫女学園大学8号館8103教室に於いて、公開講座「感覚を考える」が開催されました。講師は人間科学部教授の酒井均先生です。
 あいにくの雨天で寒い日となりましたが、64名もの参加がありました。
 今の子どもたちの中には、集団の中でさまざまな困難をかかえている子が多く見られます。適切な情報が適切な行動につながらないことで社会生活に不調和を起こしてしまうのですが、それは「感覚」の発達の過程でつまずいていることが原因としてあるようです。意識されにくい重要な感覚に「触覚」「固有覚」「平衡感覚」があり、それらを含めた外界からの情報を整理する働きを「感覚統合」と呼び、ASD(自閉スペクトラム症)の子どもには「感覚統合」の問題が多いというお話がありました。「感覚統合」をすすめるための遊びとしてはタッチングなどの感覚遊び、ゆれ、回転、傾きなどの運動遊びで、これらはいずれも特別なものではなく、室内や公園などで、親子のふれあいの中で有効に取り入れることができるということでした。質問希望者も講座後まで多く、皆さん最後まで熱心に受講されていました。

報告/大学院人間科学専攻 飯地眞理子(公開講座サポーター)

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