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公開講座「第18回仏教文化講座」⑤を開催しました。【生涯学習センター】

 7月8日(水)太宰府市いきいき情報センターにおいて第18回仏教文化講座「インドの宗教」を開催しました。講師は人間文化研究所の川尻洋平先生です。

 今回は「ヒンドゥー教」をテーマに講座が開かれました。「ヒンドゥー」という語は「インダス河」を意味するサンスクリット語のsindhuが、ペルシアに伝わり、ペルシアの人々がインダス川流域の人々を「ヒンドゥー」と呼ぶようになったのが起源です。ヒンドゥー教は、広い意味では、バラモン教文化をインド土着文化が呑み込むことで成立したインド土着文化の複合体であり、インド人が関わっているインドそのものを指すということを学びました。また、宗教としてのヒンドゥー教は、バラモン教が、仏教を始めとする自由思想家の登場により勢力を奪われたが、土着の信仰を採り入れる形で復活したというお話が印象的でした。この他にもシヴァ神やヴィシュヌ神などのヒンドゥー教の神々のお話もありました。

 この前期の公開講座を通して、インドにはさまざまな宗教が今もいきづいていることが分かりました。前期の公開講座は終了しましたが、後期も開講予定ですのでぜひご参加ください。

報告/文学部日本語・日本文学科2年   大瀧茜(公開講座サポーター)

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