７月２０日、本学スクヮーヴァティーホールで、榮倉奈々さん主演の映画「阿波DANCE」特別試写会が、学友会と映画研究会の主催でありました。これは、本学短大卒業生が、同映画のプロデュースに参加しているご縁によるものです。

　これから観る人のために内容に触れるのは遠慮しますが、榮倉さん演じる茜を中心に少しだけ。

　茜は、自分の価値観に反するものを、口癖「ムリ！」の一言ではねつける高三の女の子。東京ではヒップホップクイーンでしたが、親の都合で四国徳島に引っ越してきます。まったくの異文化体験、その象徴が阿波踊りでした。そんな彼女が、勝地涼さん演じる「踊るアホウ」の同級生コージと反発しあいながらも、二つの踊りを融合した「阿波DANCE」を通して成長していく、という「自分さがし」の物語です。

　茜はキックスクーターで颯爽と駆け回りますが、そのうらには、家族の問題に起因する、子どもの頃からの心の傷がありました。その克服は、見ていてちょっぴり泣けました。（海からどうやって自転車を引っ張り上げたんだ！と突っ込みたくはありますが）

　高校三年生ならではの、進路の悩み、親との葛藤、もちろん恋も友情もあり（男の子のですが）の映画です。

　

「阿波DANCE」は、福岡では８月２５日からワーナー・マイカル・シネマズ福岡ルクル、シネテリエ天神などで公開されます。