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公開講座「サバイバルスキルについて」を開催しました【生涯学習センター】

2月14日(土) 筑紫女学園大学8号館1階8103教室において、公開講座「サバイバルスキルについて」を開催しました。講師は、本学人間科学部人間科学科人間関係専攻の酒井均教授です。
今回のテーマであるサバイバルスキルとはどのようなものかを、学校で必要とするソーシャルスキルと対比して考えていきました。

発達障害(LD、ADHD、ASDなど)を持つ子どもたちは、まず学校のなかで適応していくスキルを身につける必要があります。このスキルをソーシャルスキルと言います。「お友達と仲良くしましょう」と言われてその通りにできれば、ある程度学校生活に適応できます。しかし、その子どもたちも成長すれば社会へ出ます。社会へ出て求められるものは「お友達と仲良く」より、その人の社会性やマナーといったものです。一般社会のなかで適応していくスキルも身につけなければいけません。このスキルをサバイバルスキルと言います。

社会生活において身につけておきたいことを、今回の講座では①大人の生活習慣 ②身近な人とのかかわりかた ③職場で ④地域で の大きく4つの面から考えていきました。当事者自身が自分のことをよく分かった上で、仕事をしていくために必要な能力をつけること、できないことへの対処の仕方を考えること等が大事だということを学びました。
参加者の皆さんの、メモをとったり質問したりする姿が印象に残りました。発達障害を持つ人の就労にはまだまだ多くの課題があります。サバイバルスキルを必要とする人を支える方々にとって大変為になる講座となりました。

報告/文学部日本語・日本文学科4年 篠原 明梨(公開講座サポーター)

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