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公開講座「気になる行動どうします?」を開催しました【生涯学習センター】

5月10日(土)筑紫女学園大学8号館1階8103教室において、公開講座「気になる行動どうします?~ABAのはなし~」を開催しました。
講師は人間科学部人間科学科人間関係専攻の酒井均教授です。

今回の講座は、人を傷つけたり、物を投げたりするなどの気になる行動が見られたとき、ABAと呼ばれる応用行動分析を使って、どのようにその行動を変えていくか、というお話でした。行動を変化させるには、気になる行動はいつ、どこで、どうやって起きているかなどを具体的に書き出し、その子の目標とする行動を決めます。次に、その行動を1日に何回起こすか、どれくらいの強さかなどの行動データを取ります。それからどうやって行動を変えるか考え、実行します。いろいろな方法があり、絶対これだというものはありません。その子に合った方法を考えることが大切です。実際、この方法はすでに行っており、頑張ったらご褒美をあげるというのも方法の1つなのです。このABAという方法は子どもの年齢に関係なく使うことができ、発達障がいの子どもの行動を変えるにはとても有効だそうです。

目標としている行動が見られたときにはきちんとほめて、その子の存在を認めてあげることが大切だということがわかりました。実際にあった話を交えながら解説していただいたため、理解しやすく、参加者の皆さんもメモを取りながら真剣に聴かれていました。

報告/人間科学部人間科学科 幼児保育コース3年 内田あかね (公開講座サポーター)

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