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公開講座「思春期・青年期の発達障がい」を開催しました【生涯学習センター】

2月22日(土) 筑紫女学園大学8号館において、公開講座「思春期・青年期の発達障がい」を開催しました。
講師は人間科学部人間科学科人間関係専攻の酒井均教授です。

講座は①発達障がいの定義、出現率、②思春期・青年期の発達障がいについて、③思春期・青年期に身につけておきたいこと、④思春期・青年期に発症しやすい二次的障がい、4つのテーマに沿って、お話いただきました。

発達障がいとは、脳の病気であり、養育者の育てかたが悪いとか、そういう問題ではなく、早期発見・早期治療が大切なポイントとなります。発見が早いければ早いほど、この子に合った支援の手探りが出来ますし、早い段階から支援をすることで、少しずつ社会適応していく可能性が高いことを知りました。また、社会全体がリソースを共有しながら、ネットワークの中で、発達障がい、発達障がい児を抱える親子さんを支援していく必要性もとても大事なことではないでしょうか。特に発達障がい児を抱える親子さんの精神的ケアも重要であることを感じました。

講座を通して、発達障がいとは何か、普通の人と違った振る舞い、物の捉え方、普通の人のようにできないこと、それは「害」なのか、もし、それが「害」だとしたら、発達障がいの人々の立場から見れば、普通の人も「害」のある発達障がいかもしれません。人というのは、それぞれ、特性を持つ生きものだと、お互いの違いを認めあいつつ、接していくことがバリアーフリーとうことを改めて考えさせていただきました。本当は「障がい」という差別的な言葉があまり好きではない、あなたはあなたありのままでいい、「みんな違ってみんながいい」という社会でありたいものです。

報告/人間科学研究科 人間科学専攻 周 媛媛(公開講座サポーター)

 

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