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公開講座「第20回仏教学研究室公開講義」③を開催しました。【生涯学習センター】

10月19日(土)筑紫女学園高等学校水月ホールにおいて、第20回仏教学研究室公開講義「仏教入門~釈迦の教え~③三法印」を開催しました。
講師は、本学人間文化研究所の川尻洋平先生です。

連続5回の講義によって釈尊の45年の生涯とその基本的な考えを学ぶ講座も第3回目となりました。今回の講義は、三法印についてのお話しでした。法印とは、教えが仏教のものであるか否かを見極める基準、旗印のことです。諸行無常・諸法無我・涅槃寂静の三つを合わせて三法印といい、一切皆苦(一切行苦)を加えた場合には四法印ともいわれており、主に言葉の説明を軸にお話しされました。
四つの言葉はなかなか奥深い言葉で難しかったですが、先生のインドやローマでの楽しい留学経験の話を交えながら、一つ一つ丁寧にわかりやすくお話しされました。仏教とは、この世界が無常であり(諸行無常)、苦しみ(一切皆苦)であり、無我(諸法無我)であることを正しく理解することで、苦しみから解放された境地(涅槃寂静)に至ることを目指す教えである、というとても考え深いお話でした。

 今回の講座も多くの方にご来場して頂き、受講者の方々は熱心に講義を聞いておられました。参加者の方は、「楽しかった。」「仏教について考えることができてよかった。」とおっしゃっていました。仏教の教えに触れ、自分と向き合い、学びを深めることができる講座でした。

報告/人間科学部人間形成専攻初等教育コース3年 水落裕佳子(公開講座サポーター)

*今後の予定は、以下のとおりです。
④11月 2日(土) 縁起
講師:小林久泰(文学部准教授)
⑤11月 9日(土) 智慧と慈悲
講師:宇治和貴(人間科学部講師)

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