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公開講座「イヌと幸せに暮らす方法入門」①を開催しました【生涯学習センター】

5月11日(土)筑紫女学園大学3号館4階の3401教室にて、公開講座「イヌと幸せに暮らす方法入門」(全2回)の第一回目が行われました。
講師は獣医師の後藤治氏、家庭犬インストラクターの福島みゆき氏、そして筑紫女学園大学短期大学部幼児教育科の佐々木浩教授です。

受講者は今犬を飼っていらっしゃる方や、これから犬を飼いたいと思っている方々です。

まず、獣医の後藤治先生が、犬の健康管理についてお話しされました。狂犬病ワクチンについてはワクチンを打つ時期と回数について法律で定められているということで、日本ではこのことにより狂犬病の蔓延を防いでいるのだそうです。

また、犬の避妊と去勢については、犬を飼うことの責任の重さを感じさせるお話でした。避妊、去勢の方法には、手術があります。メスは乳がんや子宮系の病気にかかりにくくなる、オスは性格が大人しくなるなどのメリットがあるそうです。生き物の体にメスを入れるということはできるだけしたくないという考えを持っておられる方はこういった手術を受けさせたくないようですが、このような飼い主さんはきちんと責任を持って飼育されており、あまり深く考えずに飼育している飼い主さんは、安易に子犬を産ませ、世話をすることができなくなり保健所などに連れて行かなければならなくなる場合が多いとのことです。

続いては犬のしつけインストラクターの福島みゆき先生が、犬と幸せに暮らすしつけ方についてお話ししてくださいました。飼い主である自分にとっては可愛いわが子でも他人から見れば汚く臭く危険な生き物なので、攻撃性や吠え声などが周辺の人の迷惑になっていることが多いとのことです。そこで、犬たちの元の性格を考えつつ、ほかの犬と触れ合わせ犬を社会化することが大切だそうです。犬の本能は捕食、危機回避、繁殖の三つで、その感情は不快かそうでないかから成り立っているので、犬にとってうれしいものを増やしいやなことを減らすのが良いということです。先生は訓練された犬で、実際にしつけ方について実演してくださいました。参加者の皆さん、特に小さいお子さんはその様子に釘付けになっていらっしゃいました。

子どもの参加もあり、皆さん熱心にお話を聞かれ、メモを取ったりしてとても良い雰囲気の講座でした。犬の飼い方、しつけ方について知らなかったことや、改めて聞いて、より理解が深まったこともあり、とてもためになる時間を過ごさせていただきました。

報告/文学部アジア文化学科3年 原田瞳(公開講座サポーター)

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