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筑紫女学園創立110周年・咸宜園開塾200年記念 特別研究会

咸宜園教育の系譜とその影響
-水月哲英(筑紫女学園創立者)の人格形成に関連して-

咸宜園は、広瀬淡窓(1782-1856)の私塾として、現在の大分県日田市に誕生しました。
2017年は、塾を開いて200年という節目の年にあたっています。
では咸宜園教育は、後世にどのような影響をもたらしたのでしょうか。筑紫女学園の創立者水月哲英(1868-1948)は若いころ、淡窓の門下生である木屋徳令(1803-1892)のもとで学んでいることがわかっています。
本会では、その系譜をたどりながら、水月哲英の人格形成にどのような影響があったのかを理解するきっかけにしたいと思います。
また本会では、木屋と同じく、淡窓直接の門下生で筑後国出身の井上知愚(1806?-1860)・昆江(1827-1888)父子にも焦点を当てます。井上父子と木屋を比較検討することにより、咸宜園教育の影響をより明らかにすることができるでしょう。
筑紫女学園は、2017年に110周年を迎えました。この機会に、改めて創立者水月哲英の思想の源泉をみなさんと確かめてみたいと思います。多くのご参加をお待ちしています。

日時:2018年2月1日(木)13:30-17:00
場所:筑紫女学園大学 8号館2階 8203教室


趣旨説明(13:30-13:35)

第1報告(13:35-15:05)
「広瀬淡窓とその教育」 深町浩一郎(咸宜園教育研究センター研究員)
「木屋徳令」 溝田直己(咸宜園教育研究センター主任)

第2報告(15:20-15:50
「井上知愚・昆江」 時里奉明(筑紫女学園大学教授)

第3報告(15:50-16:35)
「水月哲英」 中西直樹(龍谷大学教授)

ディスカッション(16:35-17:00)
司会 小林久泰(筑紫女学園大学准教授)

主催:筑紫女学園大学人間文化研究所