コロナ禍のために、筑女での最後の年をさまざまな苦労をしながら過ごした４年生が、旅立ちの時を迎えました。その中の１人が、福岡教育大学教職大学院の中等教科教育高度実践力プログラムに進学する渕上真由さんです。

渕上さんは中学校の英語教員になるために筑女に入学し、教職課程を履修しました。卒業論文では、多様な生徒に配慮したユニバーサルデザインの英語の授業について取り上げ、誰もが困難を感じることなく、楽しく学べる授業が実践できる教員を目指すようになりました。自分の資質を高めるために教職大学院への進学を希望し、ゼミの教員にオンラインで小論文の添削などの指導を受けて勉強を続け、見事に入学試験に合格することができました。昨年入学した先輩の丸山野夏子さんから大学院の授業について聞いたり、読んでおくとよい本についてアドバイスを受けたりして、入学を心待ちにしているとのことです。

英語学科の学生が、２年続けて福岡教育大学の教職大学院に進学します。本学は、昨年12月に福岡教育大学と「教員養成に関する連携協定」を締結し、協定校特別選抜への推薦枠が付与されました。英語学科でも、教員養成プログラムの質の向上に力を入れるとともに、大学院への進学という選択肢について学生に周知し、地域の英語教育にさらに貢献したいと考えています。