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トビタテ!留学JAPANに参加した感想

今年度卒業予定の影井さんは、台湾に留学した経験を活かし、「トビタテ!留学JAPAN」にてアメリカ・ニューヨークに留学されました。以下、彼女の留学報告を紹介します。

トビタテ!留学JAPANという文部科学省主催の留学プログラムにて半年間アメリカ・ニューヨークに留学しました。
トビタテ留学は、学歴・英語力不問、情熱や意欲を見られる新しい形の留学プログラムです。留学計画も自分で決めることができ、トビタテ生は世界各地で十人十色の留学をしています。

私は『多文化共生×地域活性化』をテーマとしニューヨークで過ごしました。
トビタテの留学には5つのコースがあり、私は地域人材コースとして出身県である佐賀県のご協力のもと留学が成り立っています。

私の留学の目標・目的は、人種、性別、年齢関係なく共生・共学・共働する社会を体験しながら学び日本に還元することで、生活・教育・仕事の面から多角的に学ぶことで異文化理解を深めたいと思い、インターンシップ、語学学校、ボランティア運営活動を行いました。

その他、言語交換のコミュニティへの参加やSDGsについて、チャイナタウン・リトルインディアなど移民の歴史が顕著に感じられるエリアでの調査を行いました。ニューヨークは街を歩いているだけで多様性を感じることができます。個性あふれる人々、文化的な街並みには圧倒されました。

ボランティア活動では、現地の移民二世の子供達へ日本文化を伝える書道の授業を行ったり、現地の方々と年齢問わず清掃活動を行ったりと、地域に密着した活動を行いました。インターンシップではセールスプロモーションを行う多国籍な企業で英語・日本語を使って働きました。半年に1度行われる北米最大級の見本市で設営から販売まで行い貴重な経験でした。

語学学校や言語交換のコミュニティでもグローバルな環境で様々な文化、価値観、経歴を持つ方々と出会うことができました。ひとりひとりの考え方を知っていくことは自分自身に新たな見解が生まれ深い学びとなりました。

留学に来る前は日本のように単一民族国家に近いような生活しか知らなかったため、アメリカの移民・宗教の歴史や現在の多様性ある生活・働き方・教育を知ったことで視野が大きく拡がりました。また、グローバル化が急速に進む日本の今後の課題や日本が世界で誇れることも多く発見できました。

トビタテ留学は、世界中へ飛び立ち活躍するトビタテ生とのコミュニティが多くあり留学後も繋がることができることも大きな魅力です。また、留学前後での国内インターンシップ、事前事後研修も行います。自分の活動を客観視、深掘りするためのとても重要な時間です。
世界で学びたいこと、挑戦したいことがある方には全力でお勧めしたいです!

コロナが早く収束し、留学が自由に出来るようになることを願っています。

アジア文化学科4年 影井