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【地域で学ぶ】身近な地域についての聞き書きを行いました

コミュニティデザインの専門ゼミナール(3年生対象)では、前期は聞き書きに取り組みました。

このゼミは持続可能な地域づくりをテーマとして地域から学び、学生が地域の課題解決に貢献することを目標としています。今年はコロナ禍により遠隔でのゼミが中心となったことから、自分の身近な地域やそこに暮らす人々に着目して、地域への想いを聞き取りまとめることから、地域づくりについて考えてみることとしました。

4名のゼミ生のテーマを紹介します。

「屋久島での生活から自然と地域の関わりを考える」
自分が生まれる前に両親が仕事の関係で鹿児島県屋久島に住んでいたことを知った学生は、移住した際の地域との関わりや、世界自然遺産登録前後での島での暮らしについて聞き取りました。

「有田町の窯元で濃み手として働くこと」
遠隔授業となり焼き物で有名な地元有田町の自宅に戻った学生は、改めて焼き物について調べる中で、窯元で絵付けを行う同世代の再従姉妹に伝統工芸を仕事として選んだ理由や苦労、これからの目標について聞き取りました。

「祖父の育った時代の柳川、中島町」
大野城市で祖父母と近居している学生は、毎年祖父母とお墓参りに柳川を訪れていたことから、祖父の子どもの頃の中島町での朝市の様子、堀割りで遊んだ暮らしについて聞き取りました。

「津屋崎千軒の魅力について」
自分の住む福津市津屋崎がまちづくりの事例として注目されていることを知った学生は、津屋崎のまちづくりに関わるために移住してきた福井たかおさんに津屋崎の魅力やまちづくりについて話を聞きました。

それぞれ充実した聞き取りができ、地域での暮らしへの関心が高まりました。