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日韓交流会報告

日韓高校生の交流会に通訳として参加しました!

 2020年8月6日(木)に開催された日韓高校生によるオンライン交流会に本学アジア文化学科の羅義圭先生と4年の徳山瑠花さんが通訳スタッフとして参加しました。

徳山さんより、交流会について報告していただきましたので、以下に紹介します。

 今回私は韓国の高校と日本の高校の交流会に通訳として参加しました。今まではお互いの国に招待し合い交流を図っていたそうですが、今年はコロナの影響で初めてオンライン上での交流会となりました。私は韓国留学中に何度か通訳のボランティアをさせて頂きましたが、オンライン上での通訳というものは初めてだったのでとても緊張しました。私の仕事としてはグループ討論の際に通訳として入ることと、生徒の発表資料の翻訳でした。

 討論のテーマは「コロナ19」だったので、事前に資料を頂き専門用語を勉強しました。やはり普段使うことのない単語や文法も沢山出てくるのでとても大変でした。実際に通訳してみると、オンラインでの交流なので声の大きさや電波の状況なので聞き取りづらいということもあり、とても苦戦しました。また、分からない単語が出た時はとても焦りましたし正確に伝えられているのか不安にもなりました。しかしこの経験は私にとって自分の実力を再確認できるきっかけとなり、自分の課題を見つける機会となりました。

 そして、今回のボランティアでは他の通訳の方々の通訳を聞きながら、通訳は自分の言葉で直すことが大事だと思いました。一言一句間違えずに訳すこともよりも、自分がその文を理解し自分の言葉で通訳することで相手にも分かりやすく伝えることができると思いました。つまり、相手の国の人が理解できるように伝えるということです。表現の仕方も違う言語ですが、そのまま直訳することはできます。しかし、それでは伝わらない場合もあります。内容はもちろん変えてはいけませんが、どう伝えるかが大切だと思いました。

 コロナが世界で流行している中、なかなか海外の人と交流することが難しくなっています。そのため私自身も韓国語を使う機会もなく実力が落ちてしまいそうで不安でしたが、今回オンラインという形で参加できいい機会となりました。また機会があれば参加したいです。

国境を移動しなくてもこのような形で交流することができます。ましてや、8月6日という広島に原爆が落ちて75年目の日に韓国人の原爆被害者の方の生の声を聞くことができたことは、オンラインならではの貴重な機会だったことと思います。コロナウイルス感染症の影響で米中関係や日韓関係も良好とは言えない状況になっていますが、こうした交流を通じて若い世代の方々から友好の絆を深め、二度と悲しく悲惨な争いを起こさないように力を尽くしていきましょう!!

2020年10月4日(日)の12:30分より韓国・韓国語が好きな女子高生を対象とした韓国語スピーチコンテストが本学にて開催されます!興味ある方は下のバナーをクリックし、詳細を確認して下さい!多くの方のチャレンジをお待ちしています!!!