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【社会から学ぶ】サンゴ礁保全のための商品開発を進めています

現代社会学科コミュニティ・デザインゼミでは、自然と調和した持続可能な地域づくりを支援する活動を行っています。現在、ゼミの4年生は卒業研究としてサンゴ礁の保全のための商品開発に取り組んでいます。

この度、感染症対策に留意しながら、商品の製造や販売方法を検討するために、2つの企業および関連企業を訪問しヒアリングを行いました。

自然素材の石鹸のOEMを行う「有限会社クリーンメーカー」の池田勇作社長には製造の専門家として、また、自然派化粧品などの卸業者の「株式会社山水」の中村英隆会長および山水の関連企業の「食と暮らしを楽しむ店 えこわいず」の門寺亜子様、門寺馨子様には流通の専門家の視点からご助言いただきました。

ヒアリングを終えての感想(プロジェクトに取り組む4年生の佐々木亜美さん)を紹介します。

沖縄県石垣島白保のサンゴ礁を保全するための商品開発に取り組んでいます。サンゴ礁を保全するために植えられている「月桃(げっとう)」という植物から利益を生み出すために、月桃石鹸の製造・販売を計画しています。OEMをされている有限会社クリーンメーカー様を訪問して石鹸作りに対するご助言をいただきました。親身になって相談に乗ってくださり、試作品も作っていただけることになりました。

また、作った石鹸を置いていただくために、直方にある、自然派雑貨を販売されている「えこわいず」様を訪問しました。中村会長にも来ていただき、「売れる石鹸」を作るためのコンセプトやターゲットについてアドバイスいただきました。また、お店に置いてある環境や体に優しい商品も見せていただき、自然を守りたいという思いの伝えかたを勉強しました。

いただいた助言をもとに、サンゴ礁保全に寄付できる利益を出せるよう、今後も検討していきます。

早速クリーンメーカー様から試作品が届きました。今後、月桃石鹸を実際に製造し、サンゴ礁保全に貢献できる仕組みを構築することとしています。