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【地域で学ぶ】石垣島での自然保護と地域づくり

現代社会学科では、地域の課題解決に社会学的な視点からアプローチする「地域デザイン」領域科目群を配置しています。本領域では地域資源や観光等についての学びを経て、3年生の専門ゼミナール、4年生の卒業ゼミナールで実践活動を展開し、卒業研究へとつなげます。その中でも今回は石垣島での自然保護と地域づくりについての活動をご紹介します。

昨年度の卒業研究におけるリサーチ結果を受けて、専門ゼミナールの3年生6名がサンゴ礁保全に貢献するための月桃を使った商品開発を行ってきました。10月4日~6日には石垣島を訪れて、前期の専門ゼミナールにて手作りの試作をした「月桃石鹸」を、地元の方々が毎週開催している「白保日曜市」で販売してもらえるようにお願いしてきました。月桃とは沖縄在来のショウガ科の植物(薬草)で、爽やかな香りと抗菌効果があることから、古くからその葉でお餅を包んで蒸したりお茶にするなどしてきました。今回試作した「月桃石鹸」についてはパッケージについての厳しいご意見もいただきましたが、持参していたポップをアレンジしてラベルを作成し、無事にテスト販売していただけることとなりました。引き続き商品改良を行うとともに、太宰府での販売も行う予定にしています。

もちろん、初めてのサンゴ礁の海も楽しみました。

※現代社会学科では2019年度入学学生から新カリキュラムに移行しました。新カリキュラムでは社会学の基礎を理解し、日本語・英語によるコミュニケーション、データ分析、情報発信の能力を身につけ、現代社会における「ビジネス」「地域デザイン」「メディアデザイン」「ポピュラー文化」の各領域について、「アクティブ・ラーニング」を取り入れながら学びます。なお詳しくは大学案内をごらんください。