今回は、九州国立博物館（以下、九博）の「特別展 三国志」（2019年10月1日～2020年1月5日）に行って来ました。九博は大学の目の前、歩いて10分です。九博では、常設展とは別に、歴史・考古・美術等に関する特別展が開催されています。近いことから、よく授業にも活用されています。

特別展のテーマとなっている中国の「三国時代」とは、2～3世紀、後漢末期から各地の有力な武将が次々に歴史の表舞台に登場して、覇権を争った時期となります。『三国志』とは、魏、蜀、呉の三つの国が天下を分かち合いながら、攻防する様を描いた歴史書です。後世、それを武将たちの活躍を中心として物語化したものが『三国志演義』で、中国だけでなく日本でも非常に人気が高いといえます。

今回の展示は、『三国志』の歴史と物語世界の交錯を、最新の発掘、研究成果から紐解いたもので、大変迫力がありました。学生たちは、中国文学や歴史関連の講義で学んだことを、展示された文物を通してリアルに感じていたようです。

太宰府は大学4年間を過ごすのに絶好の場所です。

是非、古都太宰府で歴史や文学に触れてみてください。