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【現社の学び】漫画・アニメから学ぶ

現代社会学科にはCool Japan(外国人がクールととらえる日本の魅力)を代表するアニメや漫画に関する科目も多く開講されています。なんと「オタク文化論」という科目もあります。

今回は、その「映像分析・物語読解ゼミナール」の学外授業をご紹介しましょう。なんだか難しそうな名前のゼミですが、マンガ、アニメの映像分析や物語読解をはじめ、アイドル、俳優、声優などキャラクターの魅力、映像コンテンツ、メディアミックス、コスプレ、など、舞台演出、楽曲構成、マンガ・アニメ、映像業界のコンテンツビジネスなど、幅広く研究を行っています。

11月5日(火)、三菱地所アルティアム(イムズ8F)で開かれていた「近藤聡乃展 呼ばれたことのない名前」の見学に行きました。事前に作者の漫画の回覧、アニメーションの鑑賞、絵画の読解を通して、作者が象徴手法として駆使する「少女」「花」「虫」のメタファについて掘り下げ、構図、色彩、象徴の組み合わせによる世界観を読み解いての参加になりました。映像としてみた「原画」の生々しさは、その筆致からくる、塗り、厚み、広がりを深く感じさせ、肉限で作品を味わうことの大切さを痛感させました。また絵画の外観を客観視し、さらに「少女」の内観と自分を重ね合わせることで得られる読解は、貴重な学びを与えてくれました。