社会福祉コースの１年生が少人数に分かれて行う「社会福祉基礎ゼミナール」では、在学生や卒業生の先輩から、学生時代の過ごし方、実習や国家試験対策、卒業後の仕事やキャリア、家庭との両立などについて話していただく回を、合同で数回設けています。

今回は、社会福祉の現場で働く先輩と、一般企業に就職された先輩のお２人に来ていただきました。

お一人目の原田めぐみさんは、重症心身障害児・者の施設の相談支援専門員として長年働いてこられた方です。原田さんからは、障害のある人やそのご家族の相談に乗る仕事の上で常に自己研鑽が必要なことや、自分を知ることが大事であること、またご自身の生活を充実させておられることなどをお話しいただきました。

お二人目の小杉美奈さんは、在学中は障害者福祉に関心をもって学んでこられたそうですが、卒業後はブライダルのサービスに携わるお仕事をされています。小杉さんからは、現在のお仕事の内容や、一般就職でも社会福祉職でも、相手のニーズを汲み取り、寄り添うことが重要であることは共通であることなどをお話しいただきました。

今後は、社会福祉のさまざまな現場で働く先輩から引き続きお話をうかがう予定です。このような機会を重ねることで、１年生という早い段階から卒業後のキャリアや生き方を見据え、今後３年半の学生生活を充実したものとできるよう、考えるきっかけとしています。