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授業紹介シリーズ③【保育内容演習(言葉)】

幼児保育コース2年生(前期)「保育内容演習(言葉)」は、教員による講義5回と学生によるグループ発表10回で演習授業をしています。

教員からは、「人間にとっての『ことば』のはたらき」や「保育内容としての『ことば』の変遷」、「指導計画における『ことば』」「家庭との連携と『ことば』の課題」等講義します。
最後は「子どもの『ことば』を『子どもの権利』から考える」という作文課題もあります。

学生の担当は、4~5人のグループで、授業回数前半に「子どものことばの発達と保育・教育」、「ことばを育む保育者のかかわり」という理論的な内容の発表と、授業回数後半に「ことばあそび」、「絵本」、「紙芝居」、「わらべうた」「素話」「劇・お話作り」という児童文化財を使っての理論と実技の模擬保育をそれぞれ1回ずつ、計2回発表をします。
一つの授業テーマに対して2グループがレジュメを作っての発表ですが、同じ内容にもかかわらず発表の切り口が違ってグループの個性が表れます。
その他に、絵本の概要や子どもたちに伝えたいこと、挿絵等をまとめたA4サイズの「わたしの絵本ノート」を原則毎週1枚提出するという課題もあり、かなりハードな授業だと思いますが、実習でも役に立つので、みなさん頑張って取り組んでいます。

前半の理論的な発表でもクイズあり、ミニ劇場あり、動画ありとそれぞれのグループで工夫をして、分かりやすく魅力的な発表をしてくれています。
後半の実技を伴う発表では、発表以外の学生たちが子どもになったつもりで一緒に身体を動かしたり、歌ったり、絵本の読み聞かせや紙芝居を楽しんだりと実践的に学び合うことができています。
さらに、テキストの発表箇所部分を発表者以外の学生も事前に読んでおくので、発表についての質問やコメントなど積極的に出し合って内容を深めるようにしています。
なかには鋭い突っ込みもあって、勉強になります。