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日文の学び ** データベース活用講習会 **

10月31日、人間文化研究機構准教授の大内英範先生をお招きして、情報基盤講習会を行いました。

同機構は、日本における人文学研究を推進するため、国文学研究史料館、国立国語研究所、国際日本文化研究センター、国立歴史民俗博物館など、6つの機関の連携を図ることを大きな目的としています。

講習会では、まず、機構が提供している統合検索システム「nihuINT」の紹介がありました。

近年、日本の文学・語学・文化資料のデジタル化が進み、web上での公開も広がっています。nihuINTは、機構内の6機関のデータベースを横断的に検索できるサービスとして提供されています。

大内先生は、以前本学科で古代文学を担当していただいていました。現在は機構に移られ、nihuINTの運用に携わっておられます。

そもそも、データベースとは何か、それをどのように使うのか。

データを検索するということは、「ググル」という形で、学生にとっても日常的な行動です。しかし、これを研究活動に活かすためには、いくつかの注意点もある。例えば、古代文学の写本がテキストとしてデータ化される際、異本の情報が落ちる場合がある。データの性質をわきまえながら、検索法、使用法を工夫していかねばならないことを、具体例をもとに解説してくださいました。

この講習会は、3年生、1年生の合同講義でした。3年生には卒論研究へ向けてのヒントになったことでしょう。1年生にはこれから本格化する演習課題などの調べ方に活かすことができる講習会となりました。

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