各学科からのお知らせNews from Departments

日文の学び 特別講義 **「MCP」と共に 〜私らしく生きる〜 **

特別講義 **「MCP」と共に 〜私らしく生きる〜 **

1年生「基礎ゼミナールⅡ」の時間に、「特定非営利活動法人障がい者相互支援センターMCP」の本田いずみ先生、山口沙希先生に特別講義をしていただきました。
この団体は、幅広く〈障がい学生〉と〈障がい学生を支援する学生〉をサポートしています。「MCP(ミューチアル・コン・パッセージ)」とは、「相互につながりあう」という意味だそうです。

本田先生と山口先生は、ともに本学日本語・日本文学科の卒業生です。
本学では学習支援課、学生サポートルームラトナを設け、障がいを持つ学生などの学習支援、情報保証を進めています。そして、聴覚障がい学生のサポートとして、学生ボランティアのMSGを中心にノートテイクなどを積極的に行なってきています。

本田先生は在学中から聴覚障がい学生のサポートを積極的に行なっており、卒業後すぐに山口先生と一緒にこのNPO団体を設立しました。
設立の経緯には、聴覚に障がいを持つ山口先生の、〈障がい者の支援〉と〈支援する人のサポート〉の両方が必要だという、ご自身の経験が関わっているようです。

特別講義では、聴覚障がいという特性の理解、そして手話体験、MCPの設立と社会的活動の概要などについてお話をしていただきました。そして、ひとりひとりが「違う」ということ、「理解」ではなく「知る」姿勢を持つことの重要性、身近に出来る支援の大切さについて教えていただきました。

多くの学生にとって、はじめての手話体験であったのではないでしょうか。

支援する側・受ける側が相互に支え合い、発展できる社会のあり方を考える機会になりました。

 

No.4 ​**********