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ある日の授業風景 ** 古代文学演習 **

3年生科目「古代文学演習I」では、受講生全員で『源氏物語』を読んでいます。

平安時代、紫式部によって書かれた『源氏物語』は、絶世の貴公子・光源氏が、たくさんの恋をして、悩みながら、困難を乗り越えて生き抜いていく姿を描いた物語です。
ことばの意味や当時の文化・風習を調べたり、登場人物の気持ちを考えたりしながら、現代との違いも意識して、少しずつ読み進めています。
この『源氏物語』の面白さは、その内容はもちろんですが、その後、現在に至るまでのおよそ1000年間、多くの人々に読まれ続けてきた歴史をもっていることも、非常に興味深いことといえます。

今週の授業では、そうした視点から、江戸時代に出版された『源氏物語』の本を鑑賞しました。
普段は博物館で展示ケース越しにしか見られないものですが、実際に手にとって見ることで、本の手触りや重さなど、「ホンモノ」だからこそ発見できることも多くあったようです。
ちなみに、この本は、実際の読書の際に活用されていたもののようで、所々に墨筆や朱筆でのメモをたくさん見ることができます。
江戸時代の人が『源氏物語』を熱心に読んでいた痕跡を見つけたことで、学生たちも「わたしもがんばって調べてみよう!」という気持ちになってくれたようでした。

 


日本語・日本文学科の授業では、こうした「ホンモノ」にふれることも大切にしながら、日々の学びに取り組んでいます。

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