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教職実践演習「授業における対話について考える」

教職実践演習の授業で、「小学校の授業における子供たちの対話・話合いの活動」について学びました。

来春には教壇に立つ学生が多く受講するこの授業、出席する学生のまなざしも一段と真剣です。

この日は、みんなで楽しく演習をしながら、実感を通して対話とは何か、話合いでは何を大切にしなければならないのかについて考えました。

授業後の学生の感想をご紹介します。

「対話とは、「なるほどー!」「あー!」など新しい価値の共有や意味の生成が行われることだと学びました。

実際に授業で発表者に対して、このような感情を抱き、これが対話かと感じました。

発問で大事なことは、大きく分けて3つあると学びました。

1つ目は、「間」です。発問して間がない場合に発表出来る児童は、学力が高い児童だけです。

全員に発表してほしいなら、間が大切であると学び実践したいと思いました。

私は、普段はせっかちでどんどん話してしまうので、授業では、落ち着いて端的に話すことを心がけていました。

これからは、間にも気をつけて行こうと思いました。

2つ目は、学年に応じた話合いです。学年によってコミュニケーションの特徴があるので、それを踏まえて話合いを考えて行こうと思いました。

最後の3つ目は、目的に応じた話合いです。目的を意識することで聴き方も変わるので、しっかりと目的を持って話合いを行って行きたいです。」

「言語コミュニケーション能力の発達が各学年によって違うことを学び、教師は児童の特性を理解した上で発問等を考えなければ、児童間での対話や話合いが上手く進まないため、子どもの実態に応じた話し合い方を考えることが大切だと感じました。

また、話合いをする際、単に友達と意見を交換し合うというところで終わってしまい、話合いの目的が明確でない場合があると思うので、活動の前に、なぜ、話し合うのかを児童に確認させることで、目的を意識した話合いになり、活動がより活性化されると思いました。

児童間だけの話合いだけでなく、教師が中に入り、具体的な問いを行うことで、話合いがより深まるため、児童が活動している際の教師の言葉かけも重要だと感じました。」