各学科からのお知らせNews from Departments

ゲストスピーカー来訪:日本語教師の仕事

11/13(月)「日本語教育法AⅡ」の授業で,大和佐智子先生(久留米ゼミナール日本語学科主任教員)をお招きし,日本語教師の仕事についてお話を聞きました。

冒頭,大和先生が「日本語学校ってどんなイメージですか」という問いかけをされ,スマートフォンのSlidoで学生たちが答えを次々に書き込んでいきました。そこに,日本語学校は「閉鎖的」ということばがありました。

たしかに日本語学校って,だれが来ているの? 何してるの? 目的は何だろう? …なじみがない方にはそのようなイメージかもしれません。

大和先生はすぐにそれに反応し,久留米ゼミナールがどのようにそれを払拭しようとしているかについて語ってくれました。その取り組みの一つが「久留米つつじマーチ」というウォーキングイベントへの参加です。5kmのコースを歩きながら,地域の人たちと交流し,日本語学校の様子を知ってもらうそうです。これであれば地域の皆さんは留学生のことを知ることができ,留学生は日本人との交流ができ,お互いに良い機会になりますね。

そのほかの取り組みとしては,動画を制作してYoutubeに公開することとのことです。オリジナルの「Kusemiちゃん」というキャラクターが留学生にインタビューする様子はとてもかわいく,応援したくなります。

最後に,「どんな人柄が求められますか」といった質問に対し,「あなたがこれまで教わった先生で良い先生だなと思える先生。その先生を目指せば良いのでではないですか」とのお答えでした。日本語母語話者であるわたしたちは日本語教師に接する機会はそれほどありません。でも,教師であることは変わりなく,自分の良いと思う先生像を目指す,というシンプルな回答は多くの学生の印象に残ることばであったと思います。

大和先生に実際にお越しいただき,日本語学校の生の様子を知ることができました。12月には久留米ゼミナールの学校見学も開催されるとのことで,多くの学生が関心を持って聞いていました。

以下は学生の感想です;

話がすごく簡潔で分かりやすく、気になることをスパッと答えてくださるので楽しくお話が聞けました。国家資格化されることでの、意味が分からない部分も教えて頂いて日本語教師になりたいと思いながらも、理解が難しい部分もあるので日本語学校での授業の流れや先生たちがすることなども見れて良かったです。とても良い時間でした。