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2023年・日韓共同高等教育留学生事業・短期派遣奨学生プログラム参加

2023年8月、韓国の徳成女子大学で実施された「日韓共同高等教育留学生事業・短期派遣奨学生プログラム」にアジア文化学科学生が奨学生として派遣されました。滞在期間約3週間、韓国語の特別授業を受け、韓国の社会と文化も色々体験しました。

アジア文化学科3年 倉本祈京

 私は今回、8月6日~26日までの約3週間、徳成女子大学で行われた「2023 夏季短期プログラム」に参加しました。このプログラムには、韓国語能力の確認と向上、社会への視野を広げることを目的として参加しました。はじめは緊張と不安な気持ちがありましたが、授業や生活の中でこれまで学んできた韓国語をアウトプットしながら自身の韓国語能力を確認する良い機会になりました。

 このプログラムでは、韓国語の授業はもちろん、課外活動も多く行われました。まず韓国語の授業は、週に4回、平日の午前9時から12時半頃まで行われました。クラスは初級と中級に分かれており、私が受講していた中級クラスでは、基本的に韓国語で授業が進められました。主にスピーキングを通して文法を学び、大学での授業よりもより実践的に学ぶことができたため、自分のスピーキング能力や文法の理解度を確かめることができました。他大学の人と話す機会も多くあったため、授業を通して交友関係も広げることもでき、毎日の授業がとても楽しかったです。また、韓国語の授業だけでなく調理実習も行われ、バディと一緒にトッポギとチヂミを作り、とてもおいしくできたし楽しかったです。

 課外活動では、仁寺洞や益善洞、春川、ロッテワールドに行ったり、DMZ見学や韓服体験を行ったりしました。私が特に印象に残ったのはDMZ見学で、朝鮮戦争についての資料を見たり烏頭山統一展望台に行き、望遠鏡で北朝鮮を見たりしました。天気が良かったため望遠鏡で北朝鮮がはっきりと見え、歩いている人も見ることができ、北朝鮮を間近に感じることができました。週末や平日の授業終わりは基本的に自由時間でした。友達と弘大や聖水などでショッピングをしたり、ライブに行ったり、バディと一緒に漢江に行ってトッポギやチキン、ラーメンを食べたりととても充実しており、良い思い出がたくさんできました。

 この3週間韓国で生活する中で、十分に韓国語がわからなくても自分なりに伝えるという積極的な姿勢を持って行動できるようになり研修前よりも少し自信を持つことができるようになったし、自分が話す韓国語が伝わる嬉しさや、言いたいことをうまく伝えられなかったり相手の言葉をうまく聞き取れなかったりする悔しさを感じ、韓国語習得に対する意欲がより一層高まりました。また、韓国人のバディやお店の方が日本語を話そうとしてくださる姿から、自分が韓国語をもっと話せるようになってうまくコミュニケーションをとれるようになりたいと思いました。

 このプログラムを通して受けた刺激は今後の韓国語の勉強に対するモチベーションにも繋がるし、自分にとってとても意味のあるものになると思うので、今後留学することや韓国語能力を向上させたいと考えている方にはぜひ参加していただきたいです。