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北インド古典舞踊カタックワークショップ開催報告

 ナマステ~!アジア文化学科では毎年、アジアの国々への理解を深めてもらうための特別講義「アジア学への招待」を企画しています。今年度はインド独立75周年を記念し、北インド古典舞踊カタックのワークショップを開催しました。講師はカタック舞踏家の堤菜穂先生(写真・右)です。そして、なんと!インド独立75周年を祝う記念すべきこの講義のために、北インドの民族楽器タブラー奏者の石田紫織先生(写真・左)、シタール奏者の国分日月子先生(写真・中央)も駆けつけてくださいました。

まずは講師の先生方によるデモンストレーションです!

 授業が始まると突然、会場にタブラーとシタールのエキゾチックな音色が響き渡ります。そして、その音色に合わせて美しい衣装に身を包んだ堤先生が登場!そのまま、デモンストレーションとして一曲披露してくださいました。初めて見る舞踊、初めて聞く音楽に学生たちは興味津々!石田先生からは「ステージから見えた学生たちのキラキラした瞳(大袈裟ではなく本当に!)が印象的でした」との嬉しいコメントをいただきました。次いで、堤先生がカタックの歴史や特徴、そして石田先生と国分先生がそれぞれの楽器の説明をしてくださいました。

後半はいよいよ、学生たちも参加してのワークショップです!

 カタックの特徴のひとつは、その「フットワーク」にあります。ということで、今回のワークショップではタブラーの叩くリズムに合わせての足踏みに挑戦!タブラーが叩いたリズムとまったく同じリズムでステップを踏みます。最初は簡単だったリズムも、徐々に難易度がアップしていきます。「難しい~」という声がちらほら上がりつつも、最後まで諦めずに挑戦していました。

 今回の授業に対し、学生たちからは

「カタックの説明だけではなく、実際に踊りや演奏を見ることができ、さらに体験までできて楽しかった。滅多に体験することのできない古典舞踊を今回の授業で体験出来てとてもよかった。これからももっと色々な体験をしたいと思うようになった。」

「今回の体験授業は、今まで受けた講義のなかで一番充実していてとても楽しかったです。ダンスと音楽が融合したカタックは、目でも耳でも楽しむことができ、美しさと豊かさが共存していてとても面白かったです。他のインドの舞踊文化についても調べてみたいと思いました。」

といった感想が寄せられました。今回の授業が、異文化を体験する良い機会になったようです。この気持ちを忘れず、立派な「アジア人」に成長してくれることを願っています。