各学科からのお知らせNews from Departments
２０２３年度 新入生を迎えました！ ～その２～
４年ぶりの新歓イベント！ 新入生と九州国立博物館に行きました！
入学式の翌日４月5日（水）から11日（火）までの１週間、新入生オリエンテーションが行われました。最終日の11日は、連日のオリエンテーション疲れを癒やし、翌12日から始まる授業に備えて、クラスメートともちゃんと向き合っておこうという趣旨で、各学科があまり肩の凝らないお楽しみを用意します。それが「フレッシャーズセミナー」です。コロナ禍で中止が続き、４年ぶりの実施となりました。
九博は日文の「巨大資料庫」！ これからどうぞよろしく！
日本語・日本文学科では、九州国立博物館ツアーをメインに、大学から徒歩15分圏内のショートトリップを楽しみました。
まず大学で、班に分かれ、自己紹介をして顔と名前を一致させます。４年生６名がサポートしてくれます。日本史がご専門の時里奉明先生から九州国立博物館についてミニ講義を受けたのち、いざ、しゅっぱーつ！
時里先生からは「九博クイズ」が出されています。こんな感じです。
九博クイズ2023－文化交流展示室を見てクイズに答えよう
問1 この山の名称は何でしょう。
◎「１テーマ 縄文人、海へ」に関連
- 9万年前に大噴火を起こした。
- その火砕流は、九州中央部の一帯を覆った。
- 大分県佐伯市の埋没樹木（マツ科トウヒ属）が展示されている。
問2 九博で最も古い展示品は、伝北アフリカの石器です。どの年代と推定されているでしょう。
◎「１テーマ 縄文人、海へ」に関連
- 480万年前～400年前
- 320万年前～250万年前
- 180万年前～80万年前
- 10万年前
（---以下略---）
班のメンバーと協力してクイズの答えを探しながら文化交流展示室の常設展を巡ります。サポートの４年生からもけっこうむずかしいとの感想が聞かれました。
その後、クイズの成績発表。上位３チームは４年生の選んだ賞品をもらいました。
フレッシャーズセミナーには、こんな感想が寄せられました。
【１年生より】
- 先輩や同じクラスの方々と交流ができてよかった。自己紹介では、皆さんの好きなことや名前の由来が聞けて面白かった。九博をまわりながらクイズの答えを探すのも楽しかった。大学生活を楽しみながら頑張りたいと思えた。
- 最初は誰も知り合いがいなくてすごく不安だった。しかし、時間が経つにつれて皆と打ち解けられて、気軽に話したり、ご飯を食べたりできて自分にとってとても良い経験になった。また、4年生の先輩とたくさん話すことができた。自分から話しかける大切さを改めて実感する機会になった。
- 入学して初めてのことばかりで何をするにも緊張していたが、周囲の人が優しい方ばかりで、自分1人では出来なかったこともやり遂げることができた。
- フレッシャーズセミナーという言葉を聞いて最初はどのようなことをするのだろうかと不安になりながら登校した。実際に受けてみると、時間があっという間に溶けるほど楽しかった。クイズを友達と意見を言い合いながら解くのはあまり体験したことがなかったので面白かった。
- 九博に行く機会がほとんどなかったが、歴史的な遺物が多くあり、それを直接見ることができてとても嬉しかった。問題は全部間違っていたが、話したことの無いゼミの方とも話すことができたので良かった。
- これまでも何度か九博には行ったことがあったが、行く前と行った後の先生の解説が良かった。展示品を眺めるだけではなく、これから大学で学んでいく中でもっと能動的に展示品を見られるようになりたい。
- 時間が足りなくて見られなかったコーナーもあるので、また時間があるときに見に行きたい。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
サポートしてくれた４年生はどうだったでしょう。３名の教職生（国語教員志望）が感想を寄せてくれました。
【４年生より】
- 今回初めてフレッシャーズセミナーを経験させていただきましたが、私たちの代でもしたかったなと思ったのが正直な感想です。知らない人たちが多い中で勇気を振り絞って話しかけている1年生の姿を見て、可愛いらしいなと思う部分が多かったように感じています。
お手伝いをして、話したことのなかった先生方ともお話しでき、私自身も吸収するものが多かったです。ぜひ1年生にはフレッシャーズセミナーや基礎ゼミをきっかけに、仲のいい友達をたくさん作って欲しいなと思います。お手伝いに関して、声をかけていただきありがとうございました。
- 私たちの時にはなかった行事だったので、何をすればいいのか分からず前日はとても緊張しました。他学年と交流する機会もないので、一年生と話していると自分が入学した時の不安だったりを思い出しました。また、これまで話したことのなかった先生方ともお話しすることができて、私たちも楽しい時間を過ごすことができたと思います。
私たちが少しでも一年生の大学生活の助けになることができたらよかったと思います。
- まだ入学してすぐの頃、新入生オリエンテーションで4年生の先輩方が自己紹介やお手伝いされているのを見て、ひそかに私も4年生になったらできたらいいなと思っていたこともあって、今回新入生のサポートとして関わることができて大変嬉しかったです。私たちの頃は遠隔授業が多く、同級生の名前は知っているけれど顔は知らないという状況で、唯一仲良くなることができそうな基礎ゼミでさえ最後の回のみ顔合わせでした。
今は入学したばかりで楽しみな気持ちや反対に友達ができるかどうか、大学生活などの不安がたくさんあると思います。その中でフレッシャーズセミナーでの協働作業を通して、少し打ち解けた姿を見て、私たちの代でもフレッシャーズセミナーがあったら今よりももっと仲が深まっていたのかなと思いました。私たちはあと1年間、新入生はこれから4年間。コロナ禍なりにさまざまなことに挑戦してきたつもりではあるけれど、コロナ禍のない大学生活を送ってみたかったです。
じつは４年生は、コロナ禍の下、入学式もフレッシャーズセミナーも経験できませんでした。「コロナ禍のない大学生活を送ってみたかった」のひと言が胸に残ります。そして、それは新入生も同じでした。高校で入学式を経験していない学年だったのです。図らずも、大学で入学式ができなかった学年と、高校で入学式ができなかった学年との出会いとなりました。
これから１年生は充実した学生生活をスタートし、４年生は社会に巣立つための総仕上げをします。私たち教員はその傍らにいて、彼らにエールをおくり続けます！