4月20日に行われたChristie Provenzano先生の「卒業ゼミナールⅠ」を紹介します。

先生の専門はBilingualism（二言語併用）で、ゼミでは英語で文献を読んだり、議論をしたりしてこのテーマに関する知識や考えを深めていきます。

授業では、まず文献などからBilingualismについて論じる際に必要な用語や概念、たとえばconsecutive early bilingualism（幼児が第一言語を習得した後に第二言語を学ぶ場合）やadditive type（第一言語の能力を失うことなく第二言語を習得するタイプ）などを確認しました。

そしてバイリンガルの人のケーススタディに入りました。まずProvenzano先生と一緒に、ある一人のバイリンガルの様子を描写した文献を読み、それを図式化してみました。

その後、各自が一人ずつのケースを担当し、図式化に挑戦しました。

Provenzano先生のゼミは英語で行われますが、これはCLIL（Content and Language Integrated Learning「内容言語統合型学習」）と呼ばれている、「英語を学ぶ」というより、「英語で学ぶ」方法です。

英語でBilingualismについての資料を読んだり、議論をしたり、プレゼンテーションをしたりすることにより、Biligualismについての知識を得るだけでなく、思考力やコミュニケーション能力を身につけることも目指しています。もちろん英語力の向上も期待されます。