赤枝 香奈子 - 教員紹介

個人的なことは政治的なこと(The personal is political.)

赤枝 香奈子 准教授

出身は岡山ですが、大学時代から20年以上、学生・院生として、また教員として京都で過ごしました。社会学をベースに、ジェンダーやセクシュアリティといった人々の性別や性をテーマとする研究分野で研究をしています。

研究紹介

わたしの専門であるジェンダー・セクシュアリティ研究は、高校生のみなさんにとってはおそらく馴染みがない分野かと思います。とくにわたしが専門としているのは、今でいうLGBTなど性的マイノリティの歴史で、自分にはあまり関係がないと感じる人も多いかもしれません。わたし自身も、自分にとっては大切な研究テーマと思いつつも、学問の世界ではとても地味でマイナーな研究をしているという意識でした。しかしながら、所属していた大学院で近代日本(だいたい明治〜戦前昭和の時代)の女性同性愛についての研究をひとまず終えたのち、「グローバルCOE」という海外の大学等と共同で研究を進めるプロジェクトの助教になり、フィンランドやタイ、韓国などに行く機会を得ました。そこで、ジェンダー・セクシュアリティ研究が世界的に見ればとても活発な研究分野であること、またマイナーだと思っていた自分自身の研究についても、同じような問題関心を持ち、世界中で研究している研究者たちがいるということを知り、とても励まされました。

性や性別というのは、非常に私的なことと思われがちですが、そうした自分自身にとって身近な、場合によっては切実な事柄から、日本に限らず、世界にまで目を向けながら、女性や性的マイノリティがどんなふうに自身を取り巻く状況と格闘しながら、社会を、そして歴史を変えてきたのか知ることができるというのがジェンダー・セクシュアリティ研究の魅力だと思います。特に昨今の日本社会では、性別による格差(ジェンダー・ギャップ)が話題になったり、政治家によるLGBTに対する差別発言がニュースになったりすることが多く、ジェンダーやセクシュアリティをめぐる研究にも社会的な関心が集まっていると感じます。

学位

博士(文学)

最終学歴

[ 平成17年3月 ]
京都大学大学院文学研究科博士後期課程 研究指導認定退学

研究分野のキーワード

  • ジェンダー/セクシュアリティ研究
  • クィア・スタディーズ
  • 歴史社会学
  • 文化社会学

研究業績

過去5年間の主な著書、論文

[ 平成30年11月 ]
『教養のためのセクシュアリティ・スタディーズ』 著書 共著 法律文化社

[ 令和元年7月 ]
「『5つ数えれば君の夢』に見る〈少女〉たちの関係」 論文 単著 『ユリイカ』2019年7月号

[ 令和元年8月 ]
「筑紫女学園大学におけるマイノリティの包摂と支援のあり方について(その1)」 論文 共著 『筑紫女学園大学人間文化研究所年報』第30号

[ 令和2年9月 ]
「筑紫女学園大学におけるマイノリティの包摂と支援のあり方について(その2)」 論文 共著 『筑紫女学園大学人間文化研究所年報』第31号

主な著書、論文

[ 平成23年2月 ]
『近代日本における女同士の親密な関係』 著書 単著 角川学芸出版

[ 平成26年7月 ]
『セクシュアリティの戦後史』 著書 共編著 京都大学学術出版会

[ 平成27年3月 ]
「〈結婚〉の周辺にあるもの――女性同士の親密性から考える」 論文 単著 『応用倫理――理論と実践の架橋』vol.8 別冊(結婚という制度 その内と 外――法学・社会学・哲学からのアプローチ) 北海道大学大学院文学研究科応用倫理研究教育センター

[ 平成28年7月 ]
『映画は社会学する』 著書 共著 法律文化社

[ 平成29年4月 ]
『社会学入門』 著書 共著 ミネルヴァ書房

主な社会活動

[ 平成25年5月 ]
関西社会学会理事会研究活動委員会 委嘱理事

主な担当科目

基礎専門ゼミナールⅠ、基礎専門ゼミナールⅡ、質的調査法、社会調査実習演習、女性・ジェンダー論、専門ゼミナールⅠ、専門ゼミナールⅡ、マイノリティを生きる、社会学基礎G(ジェンダー)、総合講座(人権・平和)、入門社会学B(社会学の歴史)、多様性とまちづくり、マイノリティと表現文化

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