筑紫女学園大学のある太宰府や筑紫地区の歴史的な地域や豊かな農山村をはじめ、大分県、佐賀県、長崎県、鹿児島県、沖縄県などの各地のまちづくり、地域おこしの現場を訪れ、地域で実践に取り組んでいる方々から学びながら活動しているのが、「筑紫女学園大学フィールドワーク研究会」です。

メンバーは、現代社会学科の「コミュニティデザインゼミ(上村ゼミ)」を中心に、何か面白いことをしたい!、自分の可能性に挑戦したい!、社会や地域に貢献したい!という学生が1年生から4年生まで学部横断的に集まっています。
サンゴ礁保全プロジェクトや筑女みつばちクラブ、Re’born不動産もこの研究会での活動から発展したプロジェクトです。

現在は、太宰府天満宮門前6町の活性化のためのまちづくりや、福岡県東峰村での棚田の保全に資する都市農村交流活動のお手伝い、鹿児島県喜界町荒木集落の地域の文化の継承とその活用によるマイクロツーリズムの可能性検討、海岸漂着ゴミやマイクロプラスチック問題の普及・啓発のための海ゴミのアップサイクルの可能性の検討、対馬市や福岡県下での獣害対策のためのジビエの活用や皮革の商品化、韓国、大分、長崎、奄美、石垣、台湾へと続く伝統的定置漁具「石干見」の保全・再生・活用を通じた国際交流など、メンバーがそれぞれに関心のある多様な「フィールド」での活動を行っています。

まちづくり、地域づくりや環境保全、地域特産品の開発、社会的企業とのコラボなど、大学生の柔軟な発想とフットワークの良さを生かし、社会貢献を通じた自己実現を目指した学生の主体的な参加による活動です。今後、九州フィールドワーク研究会(北九州市立大学)など他大学との連携などにも取り組む予定です。