筑紫女学園大学 留学・研修現地レポート

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南開大学

Ke.T さん (アジア文化学科)

常葉高等学校(福岡)

欧米とアジア
Nov . 2011
今学期が始まり早3ヶ月が過ぎました。天津の気温はだんだんと下がり、先週ついに最低気温が零下3度となり、そろそろ本格的な冬がやってきているようです。中国人の友達に天津の冬についてたずねると、12月と1月は特に寒く気温は零下十数度まで下がるそうです。初雪が降る日も間近に迫っていると感じる今日この頃です。

学習面では相変わらず難しい文法、新出単語と戦っています。習ったばかりの文法を使っての作文は1,2行作るだけでも骨の折れる作業で、授業中は常に頭をフル回転させて先生の質問に挑んでいます。私は毎回の授業で先生から中国語の発音を注意されるので、最近では特に発音を意識して授業に臨むようになりました。先学期は発音よりも授業についていくことで精一杯でしたが、今学期に入りようやく発音の重要性に気付き、できるだけ声調を気にかけて発音するようになりました。授業中に注意された単語は授業後、もう一度先生に発音してもらうなどして、できるだけ聞き取りやすい中国語が話せるよう心がけています。

そして、授業の中で私がいつも楽しみにしていることがあります。それは、外国人留学生の発言です。特に欧米人とアジア人は、ひとつの物事に対する価値観がまるで違っていて、自分自身とまったく違う価値観を知ることは、私にとってとても新鮮な感覚です。

たとえば、以前結婚について授業で意見を出し合ったことがあります。始まりは「幸せな結婚生活とは?」というところからそれぞれが意見を出し始めました。アジア人のほとんどは、先生の提示したテーマに基づき婚姻後の幸せな夫婦生活について語っていました。しかし、突如ウクライナ人の一言によって議題が大きく変わったのです。
「私は結婚に興味がない!」
わたしでは考え付かない答えです。すると、隣に座っていたポルトガル人も彼女の意見に賛成し、他のウクライナ人やアメリカ人も次々と彼女の意見に賛成の意を示しました。先生がどうしてそう思うのかと彼女にたずねると、彼女は胸を張ってこう答えました。
「お互い愛し合って一緒に生活するのに、結婚の証明なんて必要ない!」
確かにその通りです。これまで私が見てきた世界の小ささを感じました。欧米では、結婚していなくても子供がいてきちんと成り立っている家庭がたくさんあるのです。
日本にいては触れられることのできない価値観をいまリアルタイムで感じています。「物事を柔軟な姿勢で捉えること」この留学で得た大きな収穫です。
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