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【社会連携センター】「仏教文化講座 ①」を開催しました

6月4日(土)筑紫女学園大学において、「仏教文化講座~仏教経典から学ぶ~」

第1回目、『教行信証』「信巻」に学ぶ を開催しました。ご講師は、人間科学部 准教授 宇治和貴先生です。

 講座では、まず『教行信証』とはどのようなものなのかについてお話がありました。

次に、『教行信証』中の「信文類(信巻)」の構成と意味についてのお話がありました。そして親鸞が説いた“信”について、『王舎城の悲劇』をもとに事例を挙げながらお話がありました。講義終了後の質疑応答では、『二河白道』についての質問があり、宇治先生が解説されました。

参加者の皆さんは、メモを取りながら熱心に話を聞くだけでなく、時折笑い声が上がるなど楽しげに参加されていました。

私はこの講座から、他者を信じることの大切さと難しさを知ることができました。ただ、親鸞の他力思想から考えると、信じることも他力からもらったものであるため、我執にとらわれず他者に感謝することを忘れないようにしようと思いました。

 

[報告] 現代社会学科3年 田中蒼蘭/[撮影] 日本語・日本文学科2年 松尾真衣