アジア文化学科

あじっこヴォイス

在学生の声
(写真)DMZツアー第2トンネル前にて集合写真

韓国国立仁川大学夏季研修参加
 仁川大学で過ごした二週間はとても濃い時間でした。東京、大阪、京都等の大学から計40人くらいが参加しました。初日は歓迎会があり、仁川大学の説明や私たちのお世話をしてくれるバディーの紹介がありました。その後、学校内のレストランで食事会があり、ご飯を食べながらお酒も飲み、すぐに皆と打ち解けることができました。バディーの学生さんたちは皆、日本語が流暢で優しい方ばかりでした。また、積極的に話しかけてくださるので日本人と会話をしているようでした。
 韓国語の授業では、初日にクラス分けの筆記テストと会話テストがあり、初級・中級・高級に分けられました。少人数クラスでの授業だったので、和やかな雰囲気もあり質問もしやすく、韓国語しか話さない先生も私たちが理解できるまで簡単な単語やジェスチャーを使って教えてくれました。私のクラスには、留学経験がある友達が3名いたので、分からない個所など、困ったことがあると教えてくれました。韓国語で受ける授業は、日本で韓国語を勉強するよりもはるかに聞く力と集中力を磨いてくれると思います。街中に出ると、リスニング力が上がったと実感できました。
 韓国語の授業は三日間で、残りのほとんどが文化体験でした。普通の旅行では行けない観光地に行くことができてとても貴重な体験でした。DMZツアーでは、北朝鮮と韓国の国境付近へ行き、軍隊の皆さんと一緒にトンネルを歩き、文化体験ではキムチ作り、現代自動車見学、有名なドラマの撮影現場がある民俗村へも行きました。韓国語の授業以外は、毎日3・4名のバディーの方が来てくださり、お世話をしてくました。平日の夜も、バディーの方たちと一緒にご飯を食べに行ったり、お買い物をしたり、飲みに行ったりなど色んな場所に連れて行ってくださり、毎日が充実していました。長いようで短い二週間でしたが、この短期間で沢山の出会いがあり沢山の思い出ができました。学生最後の夏休みに、仁川大学の文化体験に参加でき一生の思い出になりました。
(アジア文化学科 寒竹 梓)


留学生・帰国留学生交流フォーラム2014福岡に参加して

学生・帰国留学生交流フォーラム2014福岡に参加して
 現在、福岡県は東アジアと東南アジアを中心に多くの外国人留学生を受け入れている。今回私が参加した「留学生・帰国留学生交流フォーラム2014福岡」では過去に福岡に留学し、帰国した後に大きな成果を挙げた6人の帰国留学生の方々のお話を2部構成でおよそ3時間にわたって聞くことができた。彼らはなぜ福岡に留学したのか、何を得ることができたのか。そもそもグローバル人材とは何かなど、フォーラムの内容はグローバル社会という大きな枠組みの中で多岐にわたった。私はそのスケールの大きさに圧倒されながらも、彼らのユーモア溢れる語り口にすっかり引き込まれてしまった。
 第1部では中国で眼科医をしている何偉さんが「私にとっての福岡留学」というテーマでお話をされた。何偉さんは九州大学に国費留学生として来日し、その後は眼科医として日本に十数年滞在した。1995年に中国に帰国し、中国初の民間眼科病院である何氏眼科医院を始めとして中国各地に眼科医院を設立した。また、中国は多くの白内障患者がいるとされるが、それに比べ年間手術数が極端に少ない。特に農村部には治療を受けられない人が多いため、何偉さんは農村部の人々に無償で治療を行っている。その中で人材不足を感じ、人材養成と医療の質の向上のために大学を建て、現在は失明予防とプロ化教育、そして貧困層まで医療が行きわたる制度の確立を目指している。
 このように中国で大変な功績を残されている何偉さんだが、福岡留学の際には学問だけではなく、日常生活や民間交流の中で日本人の習慣や文化、人間関係を学んだという。病院や大学の建設には留学時に知り合った日本人の大きな支援があったそうだ。何偉さんは日本では大きな夢を持ち、それに向かって実直に努力を重ねれば必ず支援者が現れると言ったが、おそらくこれは日本だけに限ったことではないだろう。何かを成そうとするときには自分自身の努力とネットワークが必要だと感じた。
 最後に何偉さんは「インターネットは世界を変えたわけではなく、世界の変え方を変えた。」と言った。インターネットはネットワークの構築をより簡単にし、世界をフラットにしている。これは実に大きな変化だが、同時に大きなチャンスであり、これからの世界に求められる人材になることを目指してほしいと語った。
 第2部では、具体的に世界が求める人材、つまりグローバル人材とはどのような人間であるのかということをテーマに何偉さんを含めた東アジア、東南アジアの帰国留学生6名によるディスカッションが行われた。帰国留学生の方々がグローバル人材になるために重要だと考えるものはそれぞれに違っていたが、そのどれもが確かに必要だと思われた。自分が学んだ専門分野についての知識や国際的な総合知識、言語、コミュニケーション能力などのスキルに始まり、異文化への理解、他者との協調などが挙げられた。その中でカンボジアのチー・ナーリットさんは、コミュニケーション能力は必要だがそれを得るためには行動しなければならない。そして行動するためには好奇心が必要だと語った。私は話を聞くうちに、帰国留学生の方々にグローバル人材になるための行動のモチベーションとなるもの、つまり好奇心や、生活、あるいは夢や志があることに気が付いた。
 今日、新聞や雑誌などのメディアでは社会人としてのスキルや資格について取り上げた記事を時折見かける。しかしスキルを身につける前に、自分が一体何をしたいのかということを見つめなおし、行動力の基盤となるエネルギーを持つことがグローバル人材への第一歩ではないだろうか。今回の留学生交流フォーラムに参加しさまざまな体験を聴く中で、強くそう確信した。
(アジア文化学科1年 林 永莉)


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