ソーシャルビジネスで学校を建設

2015年4月25日、ネパールでマグニチュード7.8の大地震が発生し、多くの学校が倒壊。8,000人以上が亡くなり、約32,000の教室が使えなくなりました。

筑女ではその後すぐ、以前からネパールの教育支援に携わっていた現代社会学部の藤原隆信先生を中心にネパール大地震復興教育支援プロジェクトを立ち上げ、以後毎年、プロジェクトメンバーの学生たちが現地を訪れています。

1回の訪問日数は約2週間。その間6〜7校を訪れてノートや鉛筆などの文房具を手渡し、校舎建設の現場では作業を手伝います。

さらに、今後の資金を得るためネパール雑貨の買い付けも。特に、教育の機会すら与えられないことも多い女性の地位向上にも役立てばと、日本で売れそうなエコバッグは女性たちに直接発注し、まとめ買い。
仕入れた物品は帰国後、学園祭や地域のイベント、web等で販売して次の校舎建設に向けた資金づくりを行っています。

これら一連の活動は単なる社会貢献のみならず、実は「ソーシャルビジネス」という、現代社会学の実践的な学びにもなっているのです。