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【英語学科の学び】フィンランドの話を聞きました

4月18日の3時限目の山田直子先生の授業「Intercultural Communication Ⅰ」で、ゲストを招いての講義がありました。フィンランド出身のサンテリさんが”Land of Thousand Lakes”と題して、フィンランドの社会や文化についてお話ししてくれました。フィンランドの暮らしが自然とともにあることや、私的空間や静寂を大切にすることなど、目に見えない文化や価値についても紹介されました。学生からは「約5%のスウェーデン系フィンランド人のために、国民全員がスウェーデン語を学ぶ義務がある点が興味深かった。マイノリティを取り残さない取り組みが行われていることを学んだ」という感想が述べられました。

 

そのあと4時限目には、希望者も募って外でモルックをやりました。モルックという棒を投げて、スキットルというピンを倒し、得点を競います。モルックは不規則な動きをするので、なかなかねらったところに飛ばず苦労しますが、思いがけないところに飛ぶたびに、明るい笑いが起きていました。ゲームの合間にはスナックタイムもあり、楽しい時間が過ごせたようです。

サンテリさん、ありがとうございました!

4月19日に、中等教職課程の「合格者報告会」を開催しました。参加してくれたのは、公立学校の教員採用試験に合格した人と、教職大学院に進学した人の合わせて8人の卒業生です。

話を聞かせてもらう4年生の拍手の中登壇し着席した先輩たちは、まず一人ずつ近況、教員採用試験に関するアドバイス、教育実習に関するアドバイス、の3点について話してくれました。みんな慣れない教科指導や生徒指導に奮闘しているようですが、学級担任や部活動の顧問になっている人も多く、毎日一生懸命生徒と向き合っている様子が伝わってきました。

4年生からの質問にも答えてもらいました。「教育実習に向けてやっておくといいことは?」という質問には、授業をする単元が決まったら指導計画を立てておくと良いというアドバイスがありました。教職大学院入試の面接に関しても様子を聞くことができました。先輩たちの温かく細やかなアドバイスに、4年生も熱心にメモを取っていました。

印象的だったのは、教員の先輩たちがそろって「大変だけど教職実習の時よりもずっと楽しい。生徒たちはとてもかわいいし、やりがいがある仕事です。」と力説していたことです。教育実習や教員採用試験を目前に控え、いろいろと不安を抱えている4年生の背中を力強く押してくれました。

報告をしてくれた卒業生のみなさん、本当にありがとうございました。4年生のみなさん、先輩のエールを胸に、教育実習や教員採用試験に向けて頑張りましょう。

 

 

4月2日に筑紫女学園大学の入学式が行われ、英語学科にもフレッシュな新入生が加わりました。

翌3日には、全体でのオリエンテーション、英語クラス編成のためのプレイスメントテスト、学科オリエンテーションと、大事なイベントが続きました。

みなさんの入学を心から歓迎します。筑女には自分を成長させるさまざまなチャンスが盛りだくさんです。ぜひ自分から手を伸ばして掴んでください。

筑女での大学生活が、みなさんの人生のかけがえのない1ページとなることを願っています。

 

新入生と保護者のみなさん、英語学科のインスタグラムもぜひフォローしてください。
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春の日差しが暖かく感じられる3月15日に卒業式が行われました。英語学科の卒業生も、晴れやかな顔で式に臨みました。

この学年が入学した2021年はまだコロナ渦中にあり、マスクが手放せず、教室では席を空けて座り、細心の注意を払いながら大学生活が始まりました。次第に以前のような日常が戻ってきて、学生たちも私たち教職員も、対面で話し合える喜びや協働して学ぶ意義などを実感することができました。筑女でのさまざまなチャンスを逃さず、自己を高めて卒業証書を手にされた卒業生のみなさんを、心からお祝いいたします。
英語学科の卒業生の卒業証書は代表して小川優さんが受け取り、学業優秀者に贈られる本願寺賞は児島茉旺さんが受賞しました。また、国際交流活動への参加と貢献に対して井口道子さんに学長賞が贈られました。

式のあとは学科全員で写真を撮り、ゼミに分かれて卒業証書や資格の証明書を受け取ったり、写真を撮り合ったりしました。

卒業生のみなさん、ご卒業本当におめでとうございます。ご家族や周りの方々もさぞお喜びのことと思います。筑女で学んだことがみなさんのこれからの人生の支えとなることを願っています。みなさんの将来にたくさんの幸せがありますように。

『学芸員の星たち』が出来上がりました。『学芸員の星たち』とは、博物館学芸員課程の4年生の編集による、学外の博物館実習体験のレポートを元にした冊子です。
今年度は、6名の有志により編集されました。
学外実習の概要、学内実習、博物館見学と、その内容も充実したものになりました。
文学部の日本語・日本文学科英語学科アジア文化学科では、博物館で働くための「学芸員の資格」を取ることが出来ます。
博物館・美術館について学び、学芸員の資格、目指してみませんか。

*この記事は、日本語・日本文学科、英語学科、アジア文化学科に共通して掲載しています。

3月8日に、新2・3年生のみなさんを対象としたオープンキャンパスが開催され、たくさんの高校生と保護者の方々が筑女に足を運んでくださいました。英語学科では、全体会での学科PRの後、以下のような内容で英語学科の学びを紹介しました。

〇教員による学科の説明と先輩学生による授業科目や課外活動の紹介

〇ランチ・タイムにネイティブ・スピーカー教員と英語でおしゃべりする”English Chat”の体験

〇英語で「モルック」!

 フィンランド生まれのゲーム「モルック」をみんなでプレーしました。離れたところからモルック棒を投げて地面に並べたスキットルと呼ばれる棒を倒す競技です。チームメイトと英語で自己紹介をしてチームワークを高めたり、教員の英語の説明を聞いたりと、知らず知らずのうちに英語をたくさん使っています。「お母さま+アダチ学科長」の大人チームも高校生と競いましたが、高校生チームに圧勝されてしまいました。

〇相談コーナーで質問にもお答えしました

みなさん、オープンキャンパスに来てくださってありがとうございます。英語学科の様子を知っていただけたでしょうか。将来の選択肢の一つにしていただけると嬉しいです。

今年度の英語学科主催の3つの研修の2番目、1年生対象の「インテンシブ研修」を実施しました。毎年この時期に、最初の年の学修を振り返り、次年度以降の見通しをもつために実施しています。昨年度は、学内で先輩や卒業生に話を聞きました。今年度は、北九州市で英語を使ったいろいろな体験ができるKITAKYUSHU GLOBAL GATEWAY(KGG)で行いました。

KGGでは、ハワイのホテル、イギリスのマーケット、オーストラリアのレストラン、飛行機の中などのしつらえをした部屋で、スタッフの方たちと英語だけを使ってチェックインや注文などのロールプレイを行うことができます。スタッフの方々の上手なサポートで、学生たちは楽しくチャレンジをこなしていました。

午後には、KGGと英語学科の共同企画として、「ニュース番組」と「トークショー」も行いました。ニュース番組の方は、スタジオのニュースキャスターであるプロヴェンザーノ先生に、ちょっとはなれたグリーンバックを背にした学生たちが、午前中のKGGの学びについて報告し、質問に答えます。ニュース番組らしいタイトル音楽や、グリーンバックに合成されたKGG内の場所や海外の写真なども使っていただき、本物の番組さながらの体験ができました。

トークショーの方は、アダチ徹子学科長がホストとなり、「徹子の部屋」に学生たちがゲストとして訪れて、やはりKGGでの経験を語ったり、質問に答えたりしました。

4月に入学予定の高校生3名も、入学前スクーリングとして参加してくれました。「先輩たちがやさしかった」そうで、一緒に楽しく活動できたようでした。

KGGの素晴らしい施設とプログラム、そして学生を指導してくれたたくさんのスタッフのおかげで、とても楽しく充実した一日となりました。学生たちも、「たくさん英語でコミュニケーションできた」「うまく伝わらなくて悔しいこともあった」など、自分の英語力の伸長を実感したり、さらなる学習を誓ったりと、思うところがたくさんあったようです。私たち教員も、学生の成長に目を見張る場面がいくつもありました。

1年生のみなさん、今日はよい経験ができましたね。また4月から一緒に学んでいきましょう。

*英語学科の3つの春期研修の1番目、TOEIC合宿についての記事もご覧ください。

春休みを利用していくつかの春期海外研修が実施されています。そのうち、文学部と学部間協定を結んでいるインドネシアのディポネゴロ大学での「インドネシア地域交流プログラム」研修の様子が、YouTubeにアップロードされています。

参加したのは地域の人々と行う防災に関するワークショップで、筑女だけでなく、イタリアやドイツなどの学生も参加していたようです。英語学科の学生も元気に活動しています。ぜひご覧ください。

YouTube: Japanese, Italian, & German Volunteers Join ICS – Vocational School Universitas Diponegoro 2025

この春休み、英語学科は次の3つの研修を実施する予定です。

①TOEIC ®テストのスコアの向上を目指す3日間の宿泊研修

②毎年この時期に1年生が学習成果の確認と次年度への見通しをもつために行う「インテンシブ研修」

③留学生と筑女生が一緒に自然の中で協力して活動するチームビルディング研修

どれも楽しく実りある研修となるように、担当の教員たちが入念に準備を進めています。

2月11日にTOEIC ®合宿、名付けて「2024年度英語漬けTOEIC ®講座」が、熊本県玉名郡南関のホテルセキアでスタートしました。参加者は1年生から4年生までの約30人で、学科教員のWood先生が随行しています。

大牟田駅からホテルのバスで会場に着いた学生たちは、さっそく腕試しのPre-Testに挑戦しました。昼食後からいよいよ講師の渡邉晶子先生の講義が始まりました。先生は手作りの資料やプリントもたくさん準備してくださっていて、この3日間の学びの濃さが予想できました。

この宿泊研修は、以前にも行っていましたが、コロナ禍などの理由でしばらく中断し、今年度久しぶりに再開することができました。春休みにもかかわらずみっちり勉強したいという学生たちのやる気が部屋中に満ちていました。

体調に気を付け、メンバー同士仲良く協力しあって、ともに英語力向上を目指しましょう。3日間の学習成果を試す13日のPost-Testまで、しっかり渡邉先生から学んでください。

近年ニーズが高まっている日本語教員は、国内や海外で外国の人々に日本語を教える専門家です。

筑紫女学園大学文学部3学科には、日本語教員養成副専攻が設けられています。日本語・日本文学科、英語学科、アジア文化学科の学生が、日本語教員を目指し、異なった学科に所属しながらお互いに切磋琢磨しています。

学びの様子はこちら →「文学部の学び**日本語教育実習」

登録日本語教員になるために必要な資格試験である、日本語教員試験が、令和6年11月に初めて実施され、合格率62.6%の狭き門でした。

本学4年生のなかから3名が、日本語教員試験(12月合格発表)に見事に合格しました。卒業生の中にも日本語教員として働いている先輩が多数います。後輩のみなさんも、世界への広い視野と日本語を武器に、日本と世界の架け橋として大いに活躍してください。
(文責:アジア文化学科教員小林知美)

後期の授業も残りわずかになりました。中等教職の4年生は、教員免許の取得に向け、これまでの学修のふり返りと自己課題の解決を行っており、連携協定を結んでいる筑紫野市または太宰府市の教育委員会の先生に講話をしていただいています。今年度は、太宰府市教育委員会から、教育部理事の八尋純次先生にお越しいただき、「教師の仕事とやりがい」について講話をしていただきました。

八尋先生は、教師の仕事は、日々の授業や学校行事などを通して「児童生徒を成長させること」であり、そのためには「生徒指導が大切」とおっしゃいました。また、最近は教師の仕事の大変さがよく報道されますが、教師が忙しくなったのは子どもと向き合ってきた結果、多忙になったからであり、子どもの成長を実感できたり、感動を共有できたりする教師の仕事は、やりがいがあり魅力に満ちていると強調されました。

先生はもともと中学校の数学の先生だそうですが、算数、国語、道徳などいろいろな教科を例に、授業の実践や工夫などについてもお話してくださって、学生たちも教師が「やりがい」のある仕事であるということがよく理解できたと思います。

学生が少し不安に思っていることに関する質問にも答えのヒントをいただきました。最後に来年度から中学校の教壇に立つ予定の学生が、「具体的な教師のやりがいを知ることができて、4月が楽しみになりました。ありがとうございました。」と代表でお礼を述べました。

八尋先生、学生の背を押してくださるような、素晴らしいお話をありがとうございました。

*この記事は、中等教職生がいる学科に共通して掲載しています。

11月28日(木)文学部学芸員課程主催「筑紫想い出カフェ2024公開報告会〜回想法を使った地域課題の発⾒と解決」が開催されました。

この企画は⼤津忠彦(本学⾮常勤講師)の「博物館資料論」の特別授業を、公開講座も兼ねて一般に公開する形で毎年開催されています。

今年のテーマは「地域課題の発見→解決~想い出キットでお年寄りと子供をつなぐ~」でした。1年をかけて取り組んだ学芸員課程3年生有志5名を代表し、日本語・日本文学科3年生の小野さん、中村さん、木下さんの3人が報告を行いました。

まずはじめに「回想法」についての概説がありました。

「1960年代にアメリカの精神科医ロバート・バトラーが提唱した一種の心理療法である。マンツーマンで行う個人回想法と、10人前後で行うグループ回想法があり、昔の写真や音楽、生活用品などを見たり触れたりして昔の思い出や経験を語り合うことで、脳が活性化し、認知症の進行の予防効果があるとされている。(参考:公益財団法人長寿科学振興財団「健康長寿ネット 回想法」)」

次に今年度の「想い出カフェ」の実施にいたるまでの経緯についてまとめてくれました。

「博物館学芸員が取り組むべきとされる『地域の課題解決』について学ぶため、地域の活性化のため高齢者を中心とした回想法に取り組む目的で、筑紫女学園大学博物館学芸員課程の先生と学生で「想い出カフェ」と称し、ボランティアを開始。これまで10年に亘る活動歴がある。今年は5人のメンバーで取り組み、『高齢者と子供をつなぐ回想法』を目的として、子供と交流しやすいと考え『遊び』をテーマに設定した。」