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韓国留学-櫻井さん

韓国留学-櫻井さん

- 2025年12月12日 -

帰国日が近づく今、故郷が恋しい気持ちよりも、限られた留学生活が終わってしまう寂しさの方が大きくなっています。写真のアルバムを見返すと、まるで昨日の出来事のように鮮明に思い出され、それほど充実した毎日を過ごしてきたのだと実感します。
語学堂の授業が終わった11月後半から12月にかけては、サークル活動が中心となり、その合間にはTOPIKに向けた自主学習や旅行を行いました。私が参加している日本語サークルは週2回活動があり、月曜日は日本語メイン、火曜日は韓国語メインのクラスです。活動は部室にとどまらず、現地学生おすすめのスポットや釜山ならではの飲食店を巡りながら、韓国語や文化に自然に触れられるのが魅力です。最近は初めて韓国のボーリングを体験し、日本よりも設備がコンパクトで騒がしすぎない雰囲気が印象的でした。また、広安の花火大会にも参加し、広安大橋を背景に音楽と共に打ち上がる花火の美しさに圧倒されました。日本の「響」という花火が使用され、日本の曲も流れるなど、異国で感じる“日本らしさ”も心に残りました。
生活面では、早寝早起きを心がけ、毎日寮内のジムで運動する習慣が定着しました。忙しい日もストレッチだけは続けており、体のコンディションが大きく変わることを実感しています。勉強は校内の勉強スペースや図書館、また気分転換にカフェもよく利用します。特にカフェでは周囲のお客さんの会話が自然なリスニング練習になり、学習環境として非常に役立っています。
さらに11月下旬にはソウル旅行にも行きました。チョンノサムガ、ソンス、現代ソウルなどを巡り、ソウルならではの飲食店にも足を運びました。ご飯屋さんを訪れた際には、現地で働くアメリカ人、韓国人、ベトナム人の方々と仲良くなり、多国籍の人と価値観を共有する面白さを改めて感じました。初めてのソウル旅行でしたが、素敵な出会いと忘れられない思い出がたくさんできました。

サークルでは主に韓国語で会話していますが、日本語を話せる韓国人学生も多く、皆とても優しいため、会話の中で分からない文法や単語があれば、すぐに日本語で丁寧に教えてくれました。そのおかげで、実践的な韓国語を学ぶ良い機会になりました。釜山の方言やスラングも教えてもらいましたが、イントネーションが標準語と全く異なり、まるで外国人がいきなり大阪弁を聞いたときのような感覚で、とても新鮮でした。
最初は緊張していましたが、韓国人学生が日本の文化や言語に興味を持ち、積極的に話しかけてくれたことで、徐々に打ち解けることができました。今ではプライベートでも一緒に遊ぶほど仲良くなり、本当に感謝しています。
また、留学中に後悔が残らないよう、予定のない日でも必ず外に出て散歩をしたり、その場所でしか見られない景色を目に焼き付けたりすることを心がけています。「何もしない日」をつくらないよう意識して行動したことで、毎日をより濃く過ごすことができています。

                  

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