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韓国留学-森野さん

韓国留学-森野さん

- 2025年11月13日 -

仁川大学への交換留学を通して、授業や日常生活だけでなく、韓国の伝統文化に触れる機会も増えました。今月は特に、韓国の大きな名節である추석(秋夕)を経験し、日本との文化の違いを深く感じることが出来ました。
추석は日本のお盆のように家族が集まり先祖を敬う行事です。前日と翌日が祝日となり、今年は休日が重なったことで長い連休となりました。百貨店やマートには海苔や伝統菓子、お餅、果物、牛肉などの贈答用商品が並び、日本のお中元文化とも共通する部分があると感じました。韓国語の授業では、추석には「차례」という祖先祭祀が行われることを学びました。位牌の前に果物や餅、魚、肉料理などを決まった順序で並べ、感謝の気持ちを伝えるそうで、日本の法事よりも形式が細やかだと感じました。一方で、近年は帰省せず旅行に出かける若者も増えており、伝統と価値観の変化を感じました。추석の期間中はどこも混雑しており、多くの店が休業していたため私は旅行には出かけず寮で静かに過ごしました。
今月は初めて、イイダコを甘辛いタレで炒めた韓国料理「チュクミポックム」を食べました。辛さを選べたため、思い切って辛めに挑戦してみたところ、涙が出るほどの辛さで驚きました。しかし、その中にも旨味が感じられ、韓国の食文化への理解が少し深まったように思います。
中旬には、コエックスモールで開催された韓日交流イベントに参加しました。仁川大学の学生や日本企業も参加しており、文化交流の雰囲気を直接感じる貴重な機会となりました。授業後や休日には、友人とショッピングをしたりカフェを訪れたり充実した日々を過ごしています。
学習面では、今学期の中間試験は前期よりも難しく、特に単語力の不足を実感しました。しかし、この試験期間に毎日勉強する習慣が身についたので、今後も継続して努力していきたいと思います。
寮では暖房が入り始め、校内の木々も少しずつ色づき、紅葉を通して季節の移ろいを感じるようになりました。留学生活も残り約2か月となり、限られた時間を大切にしながら、これまで以上に学習に励むとともに、体調にも気を配りつつ、最後まで充実した日々を過ごしたいと思います。

         

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