福岡の女子大学|筑紫女学園大学
中国留学-大塚(菜)さん
中国留学-大塚(菜)さん
- 2025年10月14日 -
中国留学が始まってあっという間に1ヶ月が経とうとしています。最初の1週間は戸惑うことが多く、心配になることが多かったのですが、2週間、3週間と時間が経つにつれて少しずつ中国生活に慣れてきました。
私は、9月11日に中国に入国しました。空港に到着すると、筑女に半年間留学していた子が迎えに来てくれて、学校まで一緒についてきてくれました。学校に到着すると日本語学科の子が迎えてくださり、寮まで案内してくれました。寮は留学生寮があり、綺麗でかなり広いです。部屋は希望など聞かれずダブルルームに案内されました。ダブルルームに一人で住む場合、家賃は1日80元(1か月5万円程)です。少し荷解きをした後、半年先に留学している先輩が学校近くのモールを案内してくださり、ご飯に連れて行ってくださいました!中国の生活や文化などたくさん教えてくださり、これから始まる一年間の留学生活に対して不安が少し軽減され、今後に対する期待が増し、楽しみに感じられるようになりました。食事後は、同じモールの中にあるニトリに寝具を買いに行きました。
翌日は、朝9時から警察の方による中国の法律に関するオリエンテーションがありました。その後、キャンパス紹介があり携帯の登録も学校でしていただきました。すべて日本語学科の子が同行してくださるので安心です。
午前の行程が終わり、初めて中国の学食を食べに行きました。食堂は2階まであり、周りにもいくつかお店があります。学校から出なくてもご飯が食べれるので便利です。味も本当においしく、メニューも豊富なので毎日飽きることなく食べることができます。また、一食300円程度でお腹いっぱいに食べられるのもすごくありがたいです!!
午後からは、履修登録をしました。履修登録では日本語を話せる先生方が2名来てくださり、履修登録の手伝いをしてくださいました。前期は日本語学科の上級クラス(週2)、標準語の発音授業、中国舞踊、HSKの授業を履修します。
履修登録後は、留学生のみでコーヒーを飲みながら交流会も行い、放課後はカラオケに行くなど他の留学生との交流を深めることができました。
15日から授業が始まり、初日は日本語学科の授業でした。授業が始まると様々なところで中国人と交流する機会が増え、ご飯やカラオケに誘ってくれたり、WeChatを交換しようと声をかけてくれたりします。中国で旅行に行ってみてほしい都市や食べてほしい料理を紹介してくれて、一緒に行こう!と言ってくれたり、好きな日本のアニメや歌手、旅行で行った場所、おいしかった食べ物の話など、日本の好きなものをたくさん話してくれます。さらに、生活で困ったことは無いかなど沢山気にかけてくれます。今までSNSやメディアだけでは分からなかった中国人の優しさと気遣いを直接感じることができ、来てよかったと思っています。
一方で、文化の違いや言語の壁にぶつかることも多く、日々たくさんの刺激を受けています。中国では決済の際に現金は一切使わず、AlipayやWeChat payといったモバイル決済が主流です。さらに淘宝や京东などのECサイトで服や日用品を購入したり、ドリンクやご飯を気軽にデリバリーできるといった日本とは全く異なる最先端のシステムに、はじめは使い方が分からず戸惑いました。今ではこの便利さに慣れてしまい、日本にも欲しいと思ってしまうほどです。
また、言語の面でも予想外の難しさがありました。ネイルをしに行った際、希望をうまく伝えられず、自爪を切られてしまうという出来事がありました。ネイリストさんはすぐに謝ってくださいましたが、原因は私の中国語力が足りなかったことにあり、そのことを強く自覚しました。帰り際に、「次来る時までにもっと勉強してくる」とネイリストに約束し、この経験を中国語学習の大きなモチベーションにすることができました。
さらに、中国語だけではなく、英語力を求められることも多いです。学校の説明や留学生同士のコミュニケーションは英語で行われることが多く、英語力がほとんどない私にとって大きな壁でした。初日から英語を耳にすることが多かったため、一週間ほどで少しずつ慣れていきましたが、まだ十分に理解したり自由に話したりするのは難しいです。この留学をきっかけに英語も自分の力として身に着け、より多くの留学生や現地の人々と積極的に交流できるよう努力していきたいです。


