福岡の女子大学|筑紫女学園大学

【社会連携】公開講座を実施しました

【社会連携】公開講座を実施しました

- 2025年11月22日 -

11月22日㈯筑紫女学園大学において、英語と英文学の世界「英語不規則動詞の謎を探求しましょう!」が開催されました。
講師は本学文学部英語学科教授 松崎 徹先生です。

今年度第1回目の講座は英語不規則動詞の歴史を振り返り、新しい認識を探ろうというテーマです。

講義前半では英語不規則動詞の共通点探しを行いました。
現在教育現場で広くおこなわれているのがすべて同じスペルの型、過去形と過去分詞が同じ型、原型と過去分詞が同じ型、全て異なる型の大きく4種類に分けて記載する方法です。今回注目だったのが全てのスペルが異なる型の共通点探しです。

「~を始める」という意味のbeginの活用形はbegin-began-begunと一見バラバラですが、変化している部分をよく見ると母音がi-a-uの変化であることがわかります。これを基準に同じ変化のものを探してみると「~を飲む」のdrinkdrink-drank-drunkと同様の変化が起きています。不規則の中で規則を探すということで、最初のころは戸惑いを見せていた参加者でしたが、先生の説明を受け納得の表情を浮かべる方も多々見受けられました。周りの方と相談しながら「これも当てはまるかも」と和気あいあいとワークに取り組んでいました。

後半では、英語不規則動詞の歴史について説明がありました。古代の英語には不規則動詞の生みの親とも言える強変化動詞というものが300語もあり、先ほども登場したbegin-began-begunの様に母音だけが変化する形をとっていました。現在では、その数は大幅に減少しましたが不規則動詞に仲間入りし存在し続けています。

講義の終盤には、先生より「一見不規則に見えても視点を変えれば規則が見つかるように、多角的な視点で考えることを大事にしてほしい」とお話がありました。参加者は講義終了後の質問コーナーでも熱心に規則性について学びを深めていました。

撮影・報告:社会福祉コース4年合谷 暁

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