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子どもの気持ちで(図画工作)
- 2024年12月25日 -
指導するためには、まず先生が図画工作の知識や技能を身に付けておかなければなりません。
そのためこの科目では、子どもの発達段階と絵画表現、学習指導要領(図画工作科)、色彩についての基本的知識、だけでなく、絵や立体、つくりたいものをつくるという各領域の作品をつくることを通して、表現の楽しさや難しさ、教師としての関わるときのポイントなどを体感していきます。
この経験を通して、高校生まではつくる時にあまり意識していなかったことが、指導する際には大変重要になるという事にも気付きます。
それでは、学生の作品や感想をお楽しみください。
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「ピエロ・コロポッタマ」
陽気なピエロを、身体のポーズと色使いを工夫して表しました。色相環を玉に見立てたのもよかったです。 -
「プリンセス」
着てみたいドレスをデザインしました。大好きなリボンのピンクが目立つように、補色である緑系をそばに置きました。 -
「シンデレラのガラスの靴」
靴の持ち主であるシンデレラが王子と結ばれた後の未来をイメージしてつくりました。
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「10」
同じ寮で同じ目標に向かって頑張った仲間との思い出であふれた高校の卒業式。 -
「家族」
あたたかく、安心感があり、一番居心地がいい家族と過ごしている時。
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「ボラ逃げた!」
初めての釣りでかかったでっかいボラを釣り竿が折れて逃がしてしまった時の絶望と、逃げたボラの喜びを表現したかったです。 -
「白と黒」
同じ花でも、色が違うとイメージも違うところを表現しました。花の繊維やおしべ・めしべまで丁寧に彫りました。
○ 今まで、「こうしなさい」と言われながら描いたりつくったりしていたけれど、「自分が表したいことは何か、そのためにどうしたらいいか」を自問自答しながらつくる時間は、難しいけれどとっても充実した時間になることが分かりました。
○ 「図工の時間、先生は何をしたらいいのだろう」と思っていたけれど、子どもが表現したくなるような場面を作り、子どもが必要な時に最低限のアドバイスをすることが、その子の表現を保証する上で大切だと分かりました。